2017年07月01日
精神病院(瘋癲院)・連載16
エアビン(玄関で演奏する男)は酒が生活を
破滅させたと言う。やっと ここに来て、失
うものも あるという気がした。その気持が
彼に力を与えた。彼は このハウスの大黒柱
になった。イブラヒムが朝、林業の職場へ出
かけるとき エアビンは彼の後ろからウィン
クし、午後に戻って来たら、握手する。根本
において エアビンのような人が望めること
よりも多くが ここには ある。エアビンは
ここを離れる気はない。
記者がここを訪れた数日後 ハンスと妻は自
分の家に引っ越した。パニック障害は もう
ほとんど起きなかった。去る人もあるし、来
る人もある。(つづく)
下記サイトから:
http://sz-magazin.sueddeutsche.de/texte/anzeigen/42385/2/1
