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伝兵衛
伝兵衛
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2016年01月31日

英国の託児所・依存症の女性の子ども

四歳児のケリーは 依存症の女性たちを支援する施設から うちの託児所を
紹介されてきた。もう十年以上もドラッグと酒への依存症と戦っている母親に
代わって、高校生の姉がケリーの面倒を見てきたと聞いている。
「笑うときは どんな顔する?みんなで一緒に笑ってみよう。ははは」と笑って
みせると、移民の子は だいたい素直に真似してくれる。
が、ケリーは違う、何ダサいことやってんの、このババア。と言いたげな不敵な
目をして私を見上げているのだ。
依存症の女性たちをサポートする慈善施設の託児所が閉鎖されてから、
緊縮託児所に紹介されてくる地元の英国人の子どもたちが増えている。
増えたと言っても 四人来るようになっただけだが、これが移民の子ども
だらけだった託児所内のバランスを明らかに変えている。
「移民の子どもたちのほうが 明るいというか、彼らのほうが幸福な子どもたちに
見えるというのは 不思議な発見です」大学で心理学を学ぶボランティアの青年が
そう言った。「どんなに貧しくても、過去より未来のほうが良くなるんだと信じ
られる人々のほうが幸福度は高い。でも、それが こんな年齢の子どもたちに
まで当てはまるとは...」
ブレディみかこ、”子どもたちの階級闘争 7 ふぞろいのカボチャたち”、月刊
みすず2015年12月p.42~47.から抜粋。

写真提供:SACHIさん


  


Posted by 伝兵衛 at 14:48Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年01月27日

性的少数者について県議に会う

2月末からの和歌山県議会に先立ちまして、過日おしらせした中議員に
続いて藤本眞理子議員が私たちの話を聞いてくださることになりました。
以下の日時に集まれる方は参加可のご連絡の上、お集まりください。
--------
【日時】
2016年2月16日(火)19時~
(最長21時30分まで)
【場所】
和歌山市中央コミュニティセンター活動室(6)
(和歌山市三沢町1-2)
【藤本眞理子議員議員】
和歌山県議会 藤本議員の紹介ページ
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/200100/www/html/member/fujimoto.html
藤本議員公式サイト
http://www.fujimoto-mariko.net/
----------
過日のアンケートで「陳情に参加できる」と答えた人以外の方も参加可能ならばご参加ください。

性的少数者についてのそもそもの話(同性愛者とはどういうものか、トランスジェンダーとは何か、といった内容の話)からしなければならないので、L・G・B・Tのそれぞれ、またそれ以外のセクシュアリティの方にもご参加頂いた方がよりよいご理解を頂けるものと思います。

過日行ないました会議では以下のようなことを陳情したいと話し合いました。
これ等に添って訴えたいことをまとめておいてください。
----------
・県下の小学校での多様な性についての教育
  教育の一環として、正しい知識を伝えてほしい
・多様な性についての相談窓口の設置
  当事者及び当事者の家族や友人、勤め先の上司などが相談できる場所を
・県民向け啓発リーフレットの発行
・県広報誌に多様な性についての特集記事掲載
・議員向け勉強会開催
・県職員向け勉強会開催
・教員向け勉強会開催
・事業者向け勉強会開催
・勉強会及び啓発のためのテキスト的パンフレット制作・発行
・性的少数者支援宣言(県レベルでは国内初)
・性的少数者の就労支援
・性的少数者の自立支援
・性的少数者支援企業宣言の認証
  「男女共同参画推進事業者」のように県が認めて、それを広報する。
  また、それを証明するシンボリックなもの(ステッカーなど?)を発行。
・男女別になった多目的トイレの男女の別をなくす
・多目的トイレを「誰でも使っていいトイレ」として、県職員(知事・議員含む)が率先して使用する
・県立医大への啓発・指導
  特にトランスジェンダーの取り扱い
・県立医大にジェンダークリニック設立
・助産師、保育士など妊婦教育の現場にいる人たちへの指導・啓発(就学前教育含む)
・介護現場への指導・啓発
  夫婦で入居できる介護施設には夫々や婦妻も同室に入居できるように、
  自認の性で入居できるように、など
----------

みなさまからのご連絡をお待ちしています。

-----------------------------------
チーム紀伊水道
http://kii.coron.jp/(PC)
http://kii.coron.jp/i/(モバイル)
kii.suidoh@gmail.com(メール)

  


Posted by 伝兵衛 at 15:20Comments(0)性少数派

2016年01月24日

薬物依存治療へメール相談窓口 原則通報せず・和歌山

毎日新聞 2016年1月22日 地方版
所持・使用そのものが違法なため依存症治療に公の支援が得づらい
薬物への対策の一環として、県薬務課は今月から、当事者や
家族向けにメールでの相談窓口を新設した。相談の内容が違法
行為についてであっても治療目的を重視し、原則として捜査機関
への通報はしないという。
 県では精神保健福祉センターが長年電話相談を受け付けて
いるが、相談件数は年間30件ほど。一方で、人口に占める薬物
犯罪の検挙率は毎年全国有数の高さで、再犯率の高さも8割と
全国平均を上回るなど、県内では依存症治療がうまく進んで
いないとみられる。
 今回は、電話よりも冷静に相談でき、若者には心理的なハードル
の低いメールに着目。回答は電話でもメールでも可能。電話での
相談窓口は全国の自治体が設けているが、メールでの窓口開設は
珍しいという。アドレスは(yakubutsu_soudan@pref.wakayama.lg.jp)
【稲生陽】
http://mainichi.jp/articles/20160122/ddl/k30/040/429000c


  


Posted by 伝兵衛 at 08:28Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年01月23日

クリスタルメス(あるいはヒロポン)(9最終回)

大晦日の次の週は「人生で最悪の時」だったとラルフは言う。1月13日の朝9時に
青少年局が電話してきた。予告なしの薬物検査だった。分娩のときに血液中に
不法薬物が見つけられた場合に そういう検査が普通は行われる。電話のあった
その日に 青少年局の職員が来て、コーラとラルフから 生後2ヶ月の息子を
引き離して連れて行った。春までは 週に一度 2時間、赤ちゃんに会うことが
許された。それから山の中の嗜癖専門病院での治療が始まった(このブログの
カキコミのNo.2と3にでてくる病院)。二三週間したら二人は退院し、前の古い
アパートに戻る。コーラの母親が退院のために アパートを整理してくれた。
壁にペンキを塗り、壊れた家具を捨ててくれた。ラルフの12歳の娘は喜んでいると
ラルフは言う。親と二人の幼いきょうだいと一緒になれるのを喜んでいる。ラルフは
治療士に手伝ってもらって臨時工の職に応募する書類を書いた。彼の履歴には
15年の空白がある。彼の人生の半分にあたる。「質問されたら 正直に全て説明
する」とラルフは言う。
ラルフは外の七面鳥を見ていた。その後ろにはエールツ山地が輝いていた。「人生
を変える気になったのだから そんなに悪いことはない」と彼は言う。この
言葉は 暗記した文章を そのまま言うているように響かないこともない。しかし
あと二三週間で退院だ。(おしまい)
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/leben/abhaengig-von-crystal-vater-muttermeth-1.2721404-4

写真提供:那智勝浦おとん様  


Posted by 伝兵衛 at 20:56Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年01月21日

愛着障害とパーソナリティ障害・Dr.岡田尊司講演お知らせ

2016年2月21日(日)13.30~15.30
定員450人
場所:日高川交流センター(日高川町高津尾718-3)
講演内容:パーソナリティ障害の根底にある愛着障害の課題について。
下記サイトに予約状況や申込書:
http://www.gobo-hidaka.com/%E8%AC%9B%E6%BC%94%E4%BC%9A-%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85/


  


Posted by 伝兵衛 at 16:58Comments(0)こころのケア

2016年01月20日

クリスタルメス(あるいはヒロポン)(8)

コーラはラルフと知り合い、コーラはラルフの子を身ごもった。そして薬をやめた。
一年間二人はクリーンだった。二人は家族との接触を再び始めた。コーラは母親の
ところで暮らしている娘と時々あうようになった。二人は犬も二匹買った。息子が
生まれた。そして大晦日に「子どもを おばあちゃんの所へ送り出し、本格的に
祝うことにした」。コーラはこの時には既に妊娠していた。二人が それに気が
つくのは 数週間後のことだった。
ラルフは七面鳥の小屋のそばを歩いている。丘の上にある嗜癖専門病院には
豚と鳥を飼う農場がついている。大半のクリスタルメス依存症者は 大変若いので
解毒のあと 20歳代の半ばになって 初めて大人としてシラフで生きることに
なると 院長のウーヴェは言う。「発展の水準について言うと 子どもの状態に
ある」。鳥や獣と付き合って 患者たちは 責任とは どう言うものかを学ぶ。
(つづく)
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/leben/abhaengig-von-crystal-vater-muttermeth-1.2721404-4

写真提供:SACHIさん
  


Posted by 伝兵衛 at 15:56Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年01月19日

クリスタルメス(あるいはメタンフェタミン)(7)

19歳のときコーラは初めて妊娠した。コーラは週に5回クリスタルメスをやった。
基幹学校(義務教育後半の課程)を中退し、画家の見習い修行をした。母親が
コーラを婦人科へ連れていき、超音波画像をコーラに見せた。「子どもにも
薬をやらせる つもりか?」と母親が言い、コーラは薬を止めた。そのうえ煙草も
やめた。8ヶ月クリーンでいて、子どもを産んだ。そしてウツになった。コーラは
母乳を与えられなかった。母親が赤ちゃんを引き受けた。「その時から頭の中に
再び自由が戻った」とコーラは言う。出産後2週間でコーラはまたクリスタルメスを
始めた。
コーラは母親の家から数週間も離れて、男のゴミ屋敷アパートで暮らした。この男
との間に できた子だった。この子には3ヶ月に一度あいに行った。「二人で
クリスタルメスをやって、大掃除した」。二人は定期的にチェコへ行き、メスを
持って帰った。この売買で一月に5000ユーロ稼いだ。(つづく)
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/leben/abhaengig-von-crystal-vater-muttermeth-1.2721404-3

  


Posted by 伝兵衛 at 15:17Comments(0)薬物依存症体験談

2016年01月18日

クリスタルメス(あるいはメタンフェタミン)(6)

コーラとラフルは同じ地区の出身だ。コーラは離婚した家庭で育った。
継父は暴力を振るう怒りっぽい人だった。ラルフの家庭はそうで
なくて、何でも許されていた。六年生のとき6段階評価で最下位と
下から2番目の評価の成績表を持って帰ったときでも、両親は
新しい自転車を買ってくれた。その自転車に乗って、休暇の
旅にでた。その頃、コーラとラルフはまだ知り合っていなかった。
ラルフは5歳年上だった。コーラは12歳で酒を飲み始め、その
1年後にマリフアナを定期的に吸い始めた。15歳のとき誰かが
白い粉を皿にのせて出してくれた。コーラはクリスタルメスで
なくて、「クリステル」という物だと思っていた。
クリスタルメスが社会的傾向の結果であるなら、それは高性能
パーティの結果であるとウーヴェは言う。と言うことは 村の
ディスコで 金曜夜から月曜未明まで踊り続けるという傾向の
結果である。業績を上げるのに熱心な経営者と博士課程
在学者から 遥かに離れた社会層の生活を 薬物は破壊した。
すなわち 負担の重すぎる親をもち、教育から離れた青少年を 
薬物は破壊した。(つづく)
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/leben/abhaengig-von-crystal-vater-muttermeth-1.2721404-3

  


Posted by 伝兵衛 at 15:02Comments(0)中欧事情薬物依存症体験談

2016年01月17日

クリスタルメス(あるいはヒロポン)(5)

依存症者が過重な負担と作業能率への圧力について物語ると 
すぐに同意してくれる人が増えると言うことを 依存症者は
知っている。間違えて理解した共感から生まれる理解は 
結局、誰に対しても何ごとも もたらさない。依存症者は
自分の依存症について 何もできないのは 何故かと
いう理由づけを もたらすだけである。
嗜癖専門病院の院長ウーヴェは 患者に「初めてクリスタル
メスを使ったのはいつだったか」をよく尋ねる。驚いたことに 
初めて使ったのは 大学の期末試験の前の月曜の夜でもなく、
二重シフト勤務の入っている水曜の朝でも ない。答えは常に
「パーティの前の金曜の夕方」だとウーヴェは言う。(つづく)
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/leben/abhaengig-von-crystal-vater-muttermeth-1.2721404-3

  


2016年01月16日

性少数派自助会・県議陳情

2月末からの和歌山県議会に先立ちまして中拓哉議員が
私たちの話を聞いてくださることになりました。以下の日時に
集まれる方は参加可のご連絡の上、お集まりください。
--------
【日時】
2016年2月3日19時~
(最長21時30分まで)
【場所】
和歌山市中央コミュニティセンター和室(小)
(和歌山市三沢町1-2)
【中拓哉議員】
和歌山県議会 中拓哉議員の紹介ページ
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/200100/www/html/member/naka.html
----------
過日のアンケートで「陳情に参加できる」と答えた人以外の方も参加可能ならばご参加ください。

過日行ないました会議では以下のようなことを陳情したいと話し合いました。
これ等に添って訴えたいことをまとめておいてください。
----------
・県下の小学校での多様な性についての教育
  教育の一環として、正しい知識を伝えてほしい
・多様な性についての相談窓口の設置
  当事者及び当事者の家族や友人、勤め先の上司などが相談できる場所を
・県民向け啓発リーフレットの発行
・県広報誌に多様な性についての特集記事掲載
・議員向け勉強会開催
・県職員向け勉強会開催
・教員向け勉強会開催
・事業者向け勉強会開催
・勉強会及び啓発のためのテキスト的パンフレット制作・発行
・性的少数者支援宣言(県レベルでは国内初)
・性的少数者の就労支援
・性的少数者の自立支援
・性的少数者支援企業宣言の認証
  「男女共同参画推進事業者」のように県が認めて、それを広報する。また、それを証明するシンボリックなもの(ステッカーなど?)を発行。
・男女別になった多目的トイレの男女の別をなくす
・多目的トイレを「誰でも使っていいトイレ」として、県職員(知事・議員含む)が率先して使用する
・県立医大への啓発・指導
  特にトランスジェンダーの取り扱い
・県立医大にジェンダークリニック設立
・助産師、保育士など妊婦教育の現場にいる人たちへの指導・啓発(就学前教育含む)
・介護現場への指導・啓発
  夫婦で入居できる介護施設には夫々や婦妻も同室に入居できるように、自認の性で入居できるように、など
----------
また、性的少数者についてのそもそもの話(同性愛者とはどういうものか、トランスジェンダーとは何か、といった内容の話)からしなければならないので、L・G・B・Tのそれぞれ、またそれ以外のセクシュアリティの方にもご参加頂いた方がよりよいご理解を頂けるものと思います。
みなさまからのご連絡をお待ちしています。
-----------------------------------
チーム紀伊水道
http://kii.coron.jp/(PC)
http://kii.coron.jp/i/(モバイル)
kii.suidoh@gmail.com(メール)

  


Posted by 伝兵衛 at 17:41Comments(0)性少数派

2016年01月15日

クリスタルメス(4)

ドレスデンの掲示板にある写真(このブログの1番の連載を
クリックすると出る)はクリスタルメスをやめて、幸せそうな
親子を示している。ドレスデン市の嗜癖受託者クリステンは
「メス依存症者に汚名を着せるつもりはない」と言う。「メスを
した人の顔」として崩壊した顔面を示す警告写真は 生産的
でないと クリステンは思っている。クリステンは肯定的な
合図を送りたい。なぜなら メスの消費者は多くなり、年齢層も
低下していて、妊娠するようになるからだ。
ドレスデン大学病院は クリスタルメスによる障害をもつ新生児の 
去年の数を調べ、図表を作成した。ドレスデンのクリスタルメス
障害をもつ赤ちゃんは去年 それまでの10倍になり、去年の
数は70人を超えている。
両親が クリスタルメスをやって、能率よく仕事をすると言う
のは神話であるとウーヴェは言う。「そういう親は存在しない」。
(つづく)
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/leben/abhaengig-von-crystal-vater-muttermeth-1.2721404-2

写真提供:sachiさん  


2016年01月14日

クリスタルメス(3)

ウーヴェ(53歳)は談話室の窓辺で、外の喫煙コーナーを眺めている。
男女十人が煙草を吸っている。ウーヴェは嗜癖専門病院の院長
(昨日のカキコミに出てきた病院)。この病院は60人の依存症者を
収容できる。ここに6ヶ月 入院して、解毒し、治療を受け、薬物なし
の生活の準備をする。ここは実は すべての種類の依存症のため
の病院として考えられたが 二三年前から 他の依存症者は来て
いないので、ここは不本意ながら クリスタルメス専門病院になって
しまった。「ドイツにまた新しい基本的薬物が生まれた」とウーヴェは言う。
ドイツ連邦政府の薬物報告書は多くの良くなった事柄を伝えている:
青少年の喫煙は減ったし、アルコール依存症者も減った。しかし一方で 
報告書の前文はクリスタルメスの使用が増えていると述べている。
連邦犯罪局は ドイツ地図に赤い点をうち、去年クリスタルを押収
した地点を示している。その地図によると旧東ドイツは ニキビの
ような赤い点々が酷いように見える。(つづく)
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/leben/abhaengig-von-crystal-vater-muttermeth-1.2721404-2

写真提供: lovefreePhoto
  


2016年01月13日

クリスタルメス(2)治療か里親に頼むか

★1月9日のカキコミの続き:
コーラ(25歳)とラルフ(30歳)はドレスデン出身。10年以上前から クリスタルメス
依存症だ。両人の友人達は もう皆 死んでしまった。そういう友人のように死にたく
ないので、両人は残りの人生を変える気になっている。ザクセンの森の中にある
嗜癖(しへき)専門病院の家族部門に彼らは住んでいる。丘の上にある平屋の
建物に 薬物依存症の親が子どもと一緒に暮らしている。そこからは エールツ
山地を見渡せる。秋には素晴らしい風景が見られる。生きているうちに 壮麗な
ものを もし見つけられるということなら ここの風景が それだ。
コーラとラフルは家族で一緒に居たいので ここにいる。青少年局は この6ヶ月の
治療入院が 二人にとっての最後の機会だと言う。「ここを逃すと 再びクリーンに
なることは無い」。コーラとラルフには 二人の間に生まれた子が二人いる。ラルフは
他に12歳の娘がいる。コーラには5歳の娘がいる。この子たちは 以前の関係からの
子どもだ。この四人の子は皆 計画してできた子ではない。
寝室に写真が貼られている。コーラとラルフと子ども達四人の写真だ。社会教育
担当者が2~3週間前に この写真を作ってくれた。写真は コーラとラルフへの
警告になっている。二人が この治療を終了できなくて、その後 長期に薬物なしの
生活を送れない場合は 子ども達は 里親の家庭で育つことになる。(つづく)
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/leben/abhaengig-von-crystal-vater-muttermeth-1.2721404

  


2016年01月12日

少年院 学力あげ 将来に夢

「やり直せる社会へ」(5)
日本経済新聞2015年12月11日(金)夕刊から抜粋:
栃木県さくら市の喜連川少年院は全国で唯一、在院中に
通信制高校に在籍できる。県立宇都宮高校通信制課程の
教員が指導する。
喜連川少年院の通信制は大学、専門学校への進学を
目指すなど、教科の学力向上を望む少年向け課程だ。
全国から同院に入ることができる。
少年院での通信制開設は他地域でも検討されたが、実現
していない。少年院は在院期間が1年程度。新学期は4月
だが、人出院の時期はばらばら。通信課程修了前に出院する
少年の転校先の確保などの課題もあり新規開設は難しいという。
高校卒業認定試験に挑戦する少年も多く、昨年全国で100人
以上が合格した。
今春施行された少年院・鑑別所法は、「個々のの少年に応じた
柔軟で多角的な矯正教育」をうたい、これまで大半が職業能力
開発課程だった少年たちへの教科指導の充実を求めた。

  


Posted by 伝兵衛 at 16:48Comments(0)少年非行

2016年01月11日

スターバックスの名残

1月10日(日)のワーカーズ集会のあとスタバのタダ券もらって 
医大病院内のスタバへ五人皆で行きました。休日の病院の
スタバは 客が少なく、ある参加者はママ友グループのだれかに
出会う気遣いもない。MESAのスタバだと 私は近所の奥さん方に
出会って「若い別嬪さん達と一緒で ええねぇ」と言われる心配が
あるけれど 病院では そのおそれもなく、有り難い集まりになりました。


  


Posted by 伝兵衛 at 21:59Comments(0)

2016年01月09日

クリスタルメスへの依存(1)

メスを使う一家を訪問してみた:コーラ(25歳)とラルフ(30歳)のカップルの
友人達のうちで まだ生き残っているのは誰かと言う話しになった。オラフ、
トマス、マルセルは売人をいていて刑務所に入った。アレックスとミリは静脈に
メスを注射していて、まだ話しかけられる状態でない。15年もメスを吸っていると、
鼻の粘膜は 炎症を起こした革のようになる。残った友達と言うと「二人は去年、
首をつった」とコーラは言い、ラルフは「違う 三人だ」と答える。
下記サイトにでている写真は ドレスデン市の照明板につけたプラカードで、
4人の家族を示している。写真に添えられた文章は「職業、子ども、家計? メスを
使わないで やっていこう」。旧東ドイツでは 既に メスから離れた家族がいる。
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/leben/abhaengig-von-crystal-vater-muttermeth-1.2721404

  


Posted by 伝兵衛 at 19:44Comments(0)中欧事情薬物依存症

2016年01月06日

性的少数者の青春えがく映画

「マルガリータで乾杯を!」はインドの女性監督ショリナ・ボースが自ら脚本を
執筆して描いた。車いす生活を送り、性的少数者でもある女子大学生が 主人公。
作家志望の主人公は 自分の才能に疑問を抱き、失恋も重なり、米国へ留学。
そこで出会った目の不自由な女性と新生活を始める。映画でな性的な場面も
自然な形で描かれる。
★日本経済新聞2015年10月10日「文化往来」の欄から抜粋。
カキコミが遅すぎた。年末に風邪引きのため机の上を整理していたら 
小さい記事がでてきた。
日本では もう二度と見られないかも知れないけれど、インドで
ひょっとしたらDVDになっていれば 取り寄せてください。

写真提供:那智勝浦おとん様  


Posted by 伝兵衛 at 15:56Comments(0)性少数派

2016年01月04日

クリスタルメス・メタンフェタミン・ヒロポン

標題の三つは 同じものであるらしい。ヒロポンは戦中戦後の
ドサクサの頃に使われた。昭和20年台に 知人のお父さん
(土建屋さんの社長)は多忙期に これを自分で注射して働いて
いたと聞いています。
エフェドリンという薬は これらの原料になるらしい。父は
昭和の20年台に喘息だったので これを霧にして吸っていた。
父は92歳まで生きた。量をすごさなければ 命を縮める
ことは なかったのだろう。
リココデという風邪薬を まとめて何本も飲む依存症者が
おります。これには メチルエフェドリン塩酸塩が含まれて
います。ジヒドロコデインリン酸塩も含まれている。これら
コデインを成分として含む咳止め薬を処理して覚醒剤をつくる
こともある。
リココデは和歌山県の工場でも生産されています。
普通に飲んでいれば 依存症にならないので 不景気な
和歌山のために 工場も頑張ってください。
◎私は 年末から ずっと風邪ひきで 今日やっとお医者さんへ
行けました。リココデを飲んで凌ごうとも 思うたけれど
買いに行く気力もなかった。

  


Posted by 伝兵衛 at 12:38Comments(1)薬物販売組織