QRコード
QRCODE

和歌山の情報発信
ブログポータル

ログインはTOPページで
私も作ってみる


[PR] 和歌山情報ブログでチェックイコラブログ
[PR] 商品ページ1ページからリニューアル!!楽天ヤフーOK!現在キャンペーン


アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 4人
プロフィール
伝兵衛
伝兵衛
オーナーへメッセージ

2016年01月31日

英国の託児所・依存症の女性の子ども

四歳児のケリーは 依存症の女性たちを支援する施設から うちの託児所を
紹介されてきた。もう十年以上もドラッグと酒への依存症と戦っている母親に
代わって、高校生の姉がケリーの面倒を見てきたと聞いている。
「笑うときは どんな顔する?みんなで一緒に笑ってみよう。ははは」と笑って
みせると、移民の子は だいたい素直に真似してくれる。
が、ケリーは違う、何ダサいことやってんの、このババア。と言いたげな不敵な
目をして私を見上げているのだ。
依存症の女性たちをサポートする慈善施設の託児所が閉鎖されてから、
緊縮託児所に紹介されてくる地元の英国人の子どもたちが増えている。
増えたと言っても 四人来るようになっただけだが、これが移民の子ども
だらけだった託児所内のバランスを明らかに変えている。
「移民の子どもたちのほうが 明るいというか、彼らのほうが幸福な子どもたちに
見えるというのは 不思議な発見です」大学で心理学を学ぶボランティアの青年が
そう言った。「どんなに貧しくても、過去より未来のほうが良くなるんだと信じ
られる人々のほうが幸福度は高い。でも、それが こんな年齢の子どもたちに
まで当てはまるとは...」
ブレディみかこ、”子どもたちの階級闘争 7 ふぞろいのカボチャたち”、月刊
みすず2015年12月p.42~47.から抜粋。

写真提供:SACHIさん


  


Posted by 伝兵衛 at 14:48Comments(0)薬物依存症回復支援