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伝兵衛
伝兵衛
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2015年11月07日

自殺。遺された人の苦悩(6)

(元の記事は長いので この抜粋は おそらく10回以上になる)
愛する人が自分で死を選んだ結果、死んだ人の周りの人々の進路は狂わされる。
事故死の場合よりも なお大きく狂わせられる。自殺は地震のようなものであって、
根底の信頼を破壊する。「私は他の遺族を勇気づけようと思っている。苦痛も
変わると言いたい。愛する者に死なれた後は それまでと違った人生を送る
ようになると しても、人は愛する人の自殺の後も生き延びることが できると
言いたい。」
マヌエラは1年半前にウーテに死なれた。去年は恐怖の年だった。感情は
ジェットコースターのように揺れ動いた。ジェットコースターに自殺者の身内と
して たった独りで乗っている。死への手助けや自殺への補助、連邦議会での
討論についてメディアは報じている。しかし まったく普通の自殺について誰も
話さない。加齢とも無縁の自殺、命を脅かす病気とも無縁の自殺について誰も
話さない。(つづく)
下記サイトから:
http://www.zeit.de/2015/43/selbstmord-suizid-selbstbestimmung-verlust-hinterbliebene/seite-2

写真は 秋葉町のダルク。  


Posted by 伝兵衛 at 17:37Comments(0)自殺

2015年11月06日

Youtube「さすらい」+来週・近藤恒夫さん講演

来週土曜14日は県庁が人権フェスタを開いてくれまして、ビッグ
ホエールで日本ダルク代表者 近藤恒夫さんが 講演されます。
近藤さんが 和歌山で前に講演されたのは 6~7年前でした。
あの時は 講演の翌日に 近藤さんと当時の奈良ダルクの
代表者と和歌山ダルクの代表者を乗せて 加太へ行きました。
加太の温泉に入って、トンネルの向こうの大川へ行きました。
あれから 大川の集落の人口は減って、狸などが増えています。
自殺についての連載は あと一週間は続きます。
気分を変えるのに Youtubeから聞いてください。「さすらい」:
https://www.youtube.com/watch?v=OLdg6tikCS4&index=45&list=PL13F65E04B79902C8
元は小林旭。カバーするのはシルキーさんという おそらくプロ。

写真提供:SACHIさん。加太の近くの磯ノ浦。


  


Posted by 伝兵衛 at 21:34Comments(0)

2015年11月06日

自殺。遺された人の苦悩(5)

(元の記事は長いので この抜粋は おそらく10回以上になる)
ある段階では マヌエラは ただベッドに横になって 自分も
死のうと考えていた。ウーテと同じことを するのだと思って
いた。これは自己決定でなく、自分に課されたことで あろうと思った。
「私は疲れ果てた。ウーテが亡くなった後も生きるために 
大変な力を使いきった」「時には今の自分の状況を見て、本物で
ないと思う。悪夢のようだ。朝おきて、あれは本当に起きたのだろうか
と思う。ウーテは本当に死んだのか?しかし昔の生活は もう存在
しない。そとから私の状況をみると、あれから なんと遥かに来た
ものだと思う。確かに 以前の生活を取り戻したい。しかしそれは 
もう起きることはない。以前と同じで あることは 決してない。
マヌエラはウーテの写真を窓辺に戻した。マヌエラは泣かないことに
している。泣かないだろう。彼女にとって大事なのは 自殺に
ついて語ることだ。後に遺された者は どのようで あるかを語る
ことだ。(つづく)
下記サイトから:
http://www.zeit.de/2015/43/selbstmord-suizid-selbstbestimmung-verlust-hinterbliebene/seite-2


  


Posted by 伝兵衛 at 17:43Comments(0)自殺

2015年11月05日

自殺。遺された人の苦悩(4)

(元の記事は長いので この抜粋は おそらく10回以上になる)
マヌエラは 怒りと絶望が混ざっていた。彼女はパートナーとの経験を頭の中で
もう一度 味わっている。すべてを明らかにしてくれる一片の事柄を探している。
思い出は本当でないかのように思える。裏切られた、事実を歪められたと
マヌエラは言う。騙された、利用されたと感じた。なぜならウーテは一人で
行動していたからだ。ウーテが生き続けるか 死ぬかについて、マヌエラは
決定に かかわらせて もらえなかった。除外されたことは 悲しい。なぜ
彼女は打ち明けてくれなかったのか という問いがつねにある。
あとになって思うと、ウーテは酷いウツに苦しんでいたのだ。彼女には
二つの顔があった。彼女は私に楽しそうな面しか見せなかった。彼女は
私のために無傷の世界を演じてくれた。彼女は私の人生を台無しに
したと思う日がある。しかし それでもなお私はウーテとの日々を
無かったことにする つもりはない。二人は一緒にいて楽しかった。
本当に良い時をもてた。マヌエラは 立ち上がり、窓辺の写真を
指差した。ブルネットの女性が微笑んでいる。ウーテだ。(つづく)
下記サイトから:
http://www.zeit.de/2015/43/selbstmord-suizid-selbstbestimmung-verlust-hinterbliebene/seite-2

写真提供:SACHIさん
  


Posted by 伝兵衛 at 17:00Comments(0)自殺

2015年11月04日

自殺。遺された人の苦悩(3)

(元の記事は長いので この抜粋は おそらく10回以上になる)
マヌエラは今も当惑している。マヌエラはパートナーのそばに
居ながら なぜ予兆を察知しなかったのか?そしてパートナーを
咎めている:ウーテは どうして簡単に去ることができたのか?
2年半 二人は一緒に暮らした。ウーテは マヌエラが関係を
持った初めての女性だった。以前は男としか 付き合っていな
かった。パートナーとしての付き合いは深く、刺激的で、素晴らしく、
それまでにないもの だった。ウーテが死んでからは 何もかもが 
美しくなくなった。孤独と苦痛と 罪の有無の問題に悩む。
パートナーの自殺はマヌエラをボロボロにした。初めは 独りで
家に居られなかった。広い居間、壁に沢山の絵がかかっている
居間。そして 至る所に思い出が隠れている。ウーテへの思い出が。
「ここにウーテは鍵を引っ掛けていた」と玄関の掛け金を指差す。
白いブラウスを着て、細いジーンズをはいて、目立つアクセサリを
していた。魅力的な女性だった。(つづく)
下記サイトから:
http://www.zeit.de/2015/43/selbstmord-suizid-selbstbestimmung-verlust-hinterbliebene



  


Posted by 伝兵衛 at 17:07Comments(2)自殺

2015年11月03日

自殺。遺された人の苦悩(2)

(元の記事は長いので この抜粋は おそらく10回以上になる)
有名な人が自殺した場合、自殺した人について報道されるが、遺された人の運命に
ついて誰も語らない。自殺した人は 友人・家族・子ども・同僚に囲まれていた。
去った人にとって 自殺は自己決定の行動であるかも知れない。しかし 遺された
者は 喪失の後に新しい道を見つけなければならない。遺された人にとって 自己
決定のようなものは あるのか?あるいは自殺されたことが すべてを決定する
のか?
マヌエラはしばしば自分に問いかける。パートナーだったウーテの死を止められ
なかったのか?自分のせいだったのか?自分は役に立たなかったのか?ウーテが 
もう生きる望みがなかったと いうことに マヌエラは 気づかなければなら
なかったのか?マヌエラ、電話業務代理店の社員で48歳、は目のさめている間、
ずっとウーテのことを思っている。「祭りのときに知り合って すぐ うまく
行くようになった。ウーテは生き生きしていた。彼女の神から受け取った性質や
笑い声を 取り去ることは誰にもできなかった。」
ウーテと一緒に座った食卓での 最後の日を思い出す。最後の時間に ウーテは
不幸な思いをしていたと マヌエラは感じていた。ウーテのレストランは うまく
行っていなかった。「自殺はしない」とウーテは言った。次の朝 マヌエラは
医者の予約を入れていた。マヌエラは医者へ行くか どうか迷っていた。マヌエラは
医者へ行くのを やめて ここに居た方がいいか ウーテに尋ねた。ウーテは
医者へ行っていいと言った。「またね」と言って 不安なままマヌエラは出かけた。
その数時間後 ウーテは運河へ車で行って、死んだ。49歳だった。(つづく)
下記サイトから:
http://www.zeit.de/2015/43/selbstmord-suizid-selbstbestimmung-verlust-hinterbliebene



  


Posted by 伝兵衛 at 15:43Comments(0)こころのケア自殺

2015年11月02日

自殺。遺された人の苦悩(1)

(元の記事は長いので この抜粋は おそらく10回以上の連載になる)
ウーテが死んだ直後には 親しい友人たちがマヌエラを助けて
くれた。独りでいると苦痛で息が詰まりそうだった。麻酔を
かけられているようだった。ウーテが逝ってしまって、私の
生活は混沌とした状態になった。仕事では 負担に耐えかね
る程だった。文章も正しく書けなかった。なぜウーテは私を
見捨てたのか?なぜウーテは私の愛を受け止めなかった
のか?何もかもが ウーテの死の周りを回っていた。
19ヶ月前にマヌエラのパートナーは運河に身投げし、溺死した。
ドイツで年に一万人が自殺する。その十倍以上が 自殺を
企て、生き延びる。交通事故・殺人・不法薬物・エイズで死ぬ
人の合計よりも、ドイツでは 自殺する人の方が多い。少なくても
6人の身内が 一人の自殺によって 直接の影響を受ける。
すなわちドイツで年に6万人が辛い思いをする。遺された者は 
暗闇に 取り残されたという感じがする。絶望した配偶者・混乱
した家族・独りぼっちになったという嘆き。(つづく)
下記サイトから:
http://www.zeit.de/2015/43/selbstmord-suizid-selbstbestimmung-verlust-hinterbliebene



  


Posted by 伝兵衛 at 18:22Comments(0)こころのケア自殺

2015年11月01日

マイナンバーに戸籍上の性記載・性同一性障害の人

日本経済新聞2015年10月29日(木)社会面の記事から:
見出し:職場に提示、7割が懸念。
マイナンバー制度で使われるカードに戸籍上の性別が
記載されることに、心との性が一致しない性同一障害の
人たちが不安を募せている。
当事者団体が約300人に行ったアンケートで、性別記載の
カードを職場に提示することについて「問題が起こる」「何が
起きるかわからないので見せたくない」との回答が計70%を
超えたことが10月29日に分かった。
アンケートは「日本性同一性障害と共に生きる人々の会」が実施した。  
「求めに応じて雇用主にカードを提示し、番号を告知しなければ
いけないことを知っているか」との質問に計35%が「あまり知らない」
「全く知らない」と回答。
自由記述では「採用時に(戸籍と違う)生活上の性を記したため、
虚偽記載で解雇の危険がある」との回答もあった。

 ▼性同一性障害:心と体の性が一致せず、肉体的な性別に
不快感を持つ。心の性別で日常生活を送ることを望む。2004年に
戸籍上の性別を変更できる性同一性障害特例法が施行され、
14年末までに約5100人が認められた。
性別変更には①20歳以上(2)結婚していない③未成年子供が
いない④性別適合術を受けている~などが条件で、性同一性
障害と診断されながら、変更がでていない人も多い。


  


Posted by 伝兵衛 at 10:20Comments(1)性少数派