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2009年03月20日

裁判官と調査官の信頼関係が大事・井垣康弘

君たちのために
産経新聞 夕刊 連載
2009年3月18日

中学2年生の男子少年が強盗致傷事件で捕まって鑑別所
に入り、家裁の審判で初等少 年院短期に送られた。
幼児から父親による虐待を受けて育ったが、最近は
体力が親に勝り、親を殴って小遣いをむしり取る
ようになっていた。外でも暴走族とつるみ、常習的に
バイクの強奪をしていた。
  
 審判の2~3日前に裁判官に提出された鑑別所の報告書と
調査官の調査票には、少年の生育歴や現在のいびつな
性格が克明に記載されていた。そして 結論として少年
には少年院での「育て直し」が不可欠だと明記されていた。

 家裁の手続でとても不思議なのが、鑑別所の報告書も
調査官の調査票も、当事者である少年や保護者に読ませて
いないことである。制度としては、少年と親を出席させて
行う審判で、裁判官が自らその要点を説明するという建前に
なっている。

審判の当日、突然裁判宮室へやってきて、「昨日鑑別所へ
行って、少年に詳しく説明して少年院に行くことを
納得させました」といってくれる調査官がいる。

こういう調査官が いてくれるので 全部の調査宮が
少年に事前説明をしてくれることを裁判官は期待し、
やがては信じるようになるのである。
   (弁護士、元家裁判事)
  


Posted by 伝兵衛 at 07:33Comments(0)