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2008年12月05日

「傷害致死」にチビッた調査官/井垣 康弘

君たちのために
産経新聞 2008年12月3日 夕刊 連載
から抜粋:
記事は買って読んでください。

 もし再度失敗しても「万引」程度で、暴力事件に及ぶ
危険性が少ないと分かったので、調査官も「在宅試験観察」
に踏み切る決意ができたと説明したが、
「それは納得できない」という意見の人が少なくないと思う。
 それはそうなのだが、少年院に送った場合、親・学校の
先生・保護司との関係改善面は先送りになる。在宅試験
観察は、調査官がそれらの人々と協力し合って進めるので、
うまくいった場合は、少年本人だけでなく、関係者全体の
力量も大きくなる。それに、調査官のケース理解力の向上
という副産物も魅力的である。
 
 ただ、試験観察中に、取り返しのつかない再犯があった
場合、調査官はチビッてしまう。

試験観察中の少年に「傷害致死」事件を起こされた調査官が、
以後 何年間も試験観察を徹底的に嫌がった事案に触れよう。
 ひったくりの高校生を在宅試験観察にして、順調だった。
ところが、不良グループによる集団乱闘の現場に通り
掛かった少年が、一味と間違われて殴られた。拳骨で
相手の顔を殴り返したら、顎に当たって相手は倒れ、
その際、コンクリートで頭を強打し 死亡してしまった。
「傷害致死」事件である(親は家を売って3000万円の
賠償金を払った)。
担当調査官は、以後 感覚的に試験観察を受け付け
られなくなったようだ。
「試験観察相当」という意見を決して出さず、逃げまくって
いたのであった。 (弁護士、元家裁判事)
  


Posted by 伝兵衛 at 08:17Comments(0)