薬物依存症・性的少数派・少年非行

★ブログ管理人の蛇足：ドイツの支援は　日本のと違うようです★

フランクフルトの「薬物統合支援協会」は２５年前から依存症者を
支援している。協会は麻薬使用室を運営し、就労機会も提供している。
Andreas Kohn　は　今年４０歳になった。たいていの人は４０歳に
なっても　どうと言うことはないが、コーンにとっては奇跡だ。彼は
１７歳から薬物依存症だった。マリファナに始り、コカインをやり、
ついにヘロインをするまで　ほとんど全ての薬物をやった。
長い間、麻薬をうって　自殺する危険に晒されていた。
４０歳を迎えられたのは　ひとえに「麻薬代替プログラム」のお陰だ。
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2003年から　毎日、人造ヘロインであるDiamorphinを注射して
きた。路上で麻薬を買い、麻薬不法所持の罪を犯すことは　なくなった。
しかし　ただ生き永らえるだけでなく、働きたいと思い、1年前から　
薬物依存症者のための雑誌　Jubaz　で　職業訓練を受けている。
これは　フランクフルトの「薬物統合支援協会」の発行する雑誌だ。
この協会は　フランクフルトで5000人の薬物依存症者を支援している。
協会は25年前にできた。依存症者が就労できるようになる方法を
見つけるために「麻薬使用室を利用して生き延びる」という25周年
記念映画もつくった。
多くの依存症者にとって、日常の問題は　麻薬を使って　そして　
ただ生き延びることが　中心になっている。仕事を探すことは　
ほど遠いことだ。
「協会」は宿泊施設と食事を提供し、清潔な注射針と　ヘロインを
衛生的な環境で注射する場所を提供している。こうして　肝炎と
HIVに感染する危険が避けられる。
このような部屋を提供することにより、依存症者を街路や中央駅から
遠ざける。去年1年で　ある一部屋を利用した人は1000人以上だった。
麻薬使用書類は93000件に上った。

薬物使用が落ち着いた状態になった人は　しばしば孤立感に陥るので、
2009年に　そのためのプロジェクトが始まった。そこでは　薬物
依存症者と　社会に貢献しようと思っている人とが　週に一度、会い、
一緒に何かをする。そうして　依存症者は　新しい人間関係をつくり、
他人様との付き合いへの気後れを　少なくする。今、そういう　依存症者と
介助者との組、35組が活動している。
Thomas Kohn　も　安定して人間関係を持てるようになり、彼女と一緒に
アパートに住めるようになった。しかし「誰が元ヤク中を雇うか？」という
思いは　離れない。
そこで　Kohn　は　自分の体験を本に書き始めた。「私の経験してきた
ことが　果たして　すべて無駄だろうか？」。
下記サイトから：
http://www.faz.net/aktuell/rhein-main/drogenhilfe-tagebuecher-und-neue-freunde-11493802.html