2017年03月16日
ギャンブル依存症
朝日新聞 2017年2月24日「患者を生きる」
から抜粋:
下記サイトで有料で読むか、図書館で読んで
ください:
厚労省の2014年の調査では 日本でのギャン
ブル依存症 有病率は男性8.7%、女性が
1.8%で 推定536万人。
通谷メンタルクリニック(福岡県中間市)の
森山成彬院長は1年10ヶ月にクリニックを受診
したギャンブル依存症患者100人の実態を調べ
た。京都大学などの研究では、一般人の脳と
比べ、患者の脳は変化していることが示され
た。「やめられないのは脳の変化を引き起こし
ているためだ」。
治療では認知行動療法が一般的に用いられる。
患者は対人関係が苦手で、ギャンブルでスト
レスに対応する傾向がある。医療機関より
敷居の低い自助グループで、仲間の経験に
耳を傾け、自分が抱えるシンドさを話せる
居場所にすることで、再発の防止につなげる
ことができる。
「患者を生きる」の連載は 有料の医療サイト
アピタルで読める:
http://www.asahi.com/apital/

写真提供:SACHIさん
2017年03月16日
ゲーム依存症
朝日新聞2017年2月11日”私の視点”
心療内科医 Dr.増田彰則の記事から抜粋:
インターネット・ゲーム・スマホを長時間
使うことで生活リズムが乱れ、睡眠障害から
不登校・遅刻常習や問題行動に至る。低年齢
化が驚くべき速さで進んでいる。
この2年、Dr.増田の開業する心療内科を受診
した小学生から高校生は620人で、年々増える。
うち100人がゲーム依存症で、350人が予備軍
である睡眠障害だ。7割が親に暴言を吐いたり、
暴力を振るったりしていた。
ゲーム依存症の子どもにとって治療者は親と
グルになってゲームを奪おうとする敵だ。
そのため診療を拒否する傾向が強く、10回以上
通院したのは100人のうち16人だけで、服薬や
認知行動療法などで依存から抜け出したのは
わずか8人。
幼児期や小学校低学年まではゲームをさせ
ないのが最善で、医学的には1日30分以内が
望ましい。午後9時以降はゲームをさせない
のも大事だ。
家族を支える対応を 社会や国が考える必要
が出てきている。ゲーム依存症は成長途上の
子供の脳を壊す。
