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伝兵衛
伝兵衛
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2012年07月13日

”「働き盛りの孤立無業者」を救え・

・SNEPの危険な現実 若者と社会につなぐコツ”
玄田有史(げんだ ゆうじ)東京大学教授。著書に「仕事の
なかの曖昧な不安」(サントリー学芸賞)、「ニート」(共著)、
「働く過剰」、「希望のつくり方」など。
中央公論 2012年8月号、p.116~125.から抜粋:

孤立無業(Solitary Non-Employed Persons: SNEPスネップ)とは
「20歳以上59歳以下の在学中を除く未婚者で、ふだんの就業状態が
無業のうち、一緒にいた人が家族以外に連続2日間いなかった人々」
を指す新概念である。
家族以外とは まったく交わりを持たない 上記の人々が増えている。
家庭の経済状況とは ほとんど無関係に このような人々が生まれている。
彼らは テレビを見ることと 睡眠に長時間を費やしている。
社会学者マーク・グラノヴェッターによれば 仕事に就くために
必要なのは「緩やかな絆」だという。自分の知らない仕事の世界を
知る友人との適度なつながりは、働くのに必要かつ有効な知識は
ヒントを与える貴重な情報源だ。
彼らは 仕事から遠く離れた状況に置かれている人々だ。なかでも
深刻なのは、家族型の孤立無業である。一人型の人々は 必死に
仕事に就こうとする。家族による手厚い庇護が 働くことによる
自立を妨げている可能性がある。
彼らの増加に歯止めをかけるため必要なのは「アウトリーチ」だ。
アウトリーチは 医療・福祉等で、ケアが必要にも かかわらず、
施設に通うことができない人々に対し、ケア提供者が自ら出向いて
支援する取り組みを指す。
孤立無業者を 家族の力だけで解決しようと思わないことである。
地域若者サポートステーションなどに足を運び、まず専門家に
相談することだ。

この記事に紹介された事柄の詳細な分析は下記に:
http://cis.ier.hit-u.ac.jp/Japanese/publication/cis/dp2012/dp555/text.pdf

★ブログ管理人の蛇足:
薬物濫用もしないで ただ篭っているのは 金もかからないし、体を
壊す気遣いもないという点で 薬物依存症者よりも いいですが 
親が死んだあと ずっと孤立しているのは 心配です。
上記の記事に「それは永遠に自立の機会を失った 無業者個人に
とっての絶望である。同時に あらゆる つながりの切れた無業者に
よって多くが構成される、もはや「社会」とすらいえない集団の
絶望的な状況なのだ。」
  


Posted by 伝兵衛 at 10:42Comments(0)