2009年09月10日
井垣 康弘・更生した元非行少年を信じよう
君たちのために 産経新聞 連載
2009年9月7日から 抜粋。
記事は 買って読んでください。
少年司法が、個々の非行少年について、その
名前を一生隠し通してやることで、その少年が
社会から差別を受けることなく 「やり直し」の
人生をスムーズに送れるように配慮しているこ
とは、やむを得ない対応であり、また正しい。
しかし、更生した元非行少年たちが誰一人と
して公然と名乗り出ないと、社会は、非行少年
が「育て直し」の教育で更生すること自体を
ほとんど信じないから、元非行少年に対する警戒
心が強い。そのため就職などで陰険な差別をする。
これは、元非行少年たちの一生に対して大きな
マイナス要因として働き、一部の少年が再非行を
する決定的原因とさえなっている。
わが国では、「元非行少女」だったと告白
された大平光代弁護士がご自身の経験を本に書い
てくださっている(近著は「今日を生きる」)。
大平弁護士の事務所を訪ね、少年事件担当裁判官
を志望してほしいとお願いした。その時は断られたが、
まだあきらめていない。
(弁護士、元家裁判事)
2009年9月7日から 抜粋。
記事は 買って読んでください。
少年司法が、個々の非行少年について、その
名前を一生隠し通してやることで、その少年が
社会から差別を受けることなく 「やり直し」の
人生をスムーズに送れるように配慮しているこ
とは、やむを得ない対応であり、また正しい。
しかし、更生した元非行少年たちが誰一人と
して公然と名乗り出ないと、社会は、非行少年
が「育て直し」の教育で更生すること自体を
ほとんど信じないから、元非行少年に対する警戒
心が強い。そのため就職などで陰険な差別をする。
これは、元非行少年たちの一生に対して大きな
マイナス要因として働き、一部の少年が再非行を
する決定的原因とさえなっている。
わが国では、「元非行少女」だったと告白
された大平光代弁護士がご自身の経験を本に書い
てくださっている(近著は「今日を生きる」)。
大平弁護士の事務所を訪ね、少年事件担当裁判官
を志望してほしいとお願いした。その時は断られたが、
まだあきらめていない。
(弁護士、元家裁判事)
Posted by 伝兵衛 at
14:08
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