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2009年09月03日

非行少年の実態を知るには・井垣康弘

産経新聞 2009年8月31日 夕刊
連載 君たちのために から抜粋:
記事は 買って読んでください。
 
変な言い方だが、「一人前の非行少年」に
育てようとすると、家族や学校や地域の大人が
寄ってたかって「イジメ抜く」という過程が
5年くらいは必要である。それが、少年院での
「育て直し」により、半年から1年で
見違えるように更生する。
 しかし、私もそうだったが、このような非行
少年の実態は、世間にまったく知られていない。
 分かっていただくため、実際に非行少年と
面談の機会を持ってほしいが、これが容易でない。

 少年院の中の少年と話す機会を持つには、
ボランティアとして院内に入ってもらう必要が
ありそうだ。志ある力は申し込んでみてほしい。
 仮退院保護観察中の少年と話すのも大変だ。
近くの保護司と知り合いになり、何か応援して
あげる(甲子園へ野球見物に連れて行くとか)
という形で少年と仲良くなることができるかも
しれない。保護司は、保護観察が終わった少年、
あるいは元少年と連絡が取れる場合が多いか
ら適当な人を紹介してもらうと波乱万丈の
半生をたっぶり聞ける。非行少年も入っている
児童自立支援施設は、参観に行けば原則少年と
会わせてくれる。
 このほか、各地にある「非行と向き合う親たちの会」もお薦めだ。
参観すると、時に「市中引き回しの
上打ち首に」とまで罵られる「非行少年の親」たちが、
実に率直に語り合っていることに感動する。
元非行少年が若干参加しているし、これぞと思
う親に頼めば、わが子を紹介してくれるだろう。
 そもそも論であるが、本当は元非行少年たちの
方から積極的に名乗り出て、社会の人たちと
大いに語り合うべきだと思う。
(弁護士、元家裁判事)

★ブログ管理人の蛇足:
少年院にボランティアとして入るというのは
近所に少年院が あれば できるかも知れない。

児童自立支援施設に行って 少年とあわせて
もらえても、少年は 何も言うことはないと
思うかも知れない。

「非行に向きあう親たちの会」例会に来て
くれても いいですが、わが子を紹介する
のは ちょっと難しい。

弁護士さんや お医者さんが 非行少年の役に
たちたいから 会いたいと言えば 会えるかも
知れないが、普通の人が 縁の無い非行少年と
なかなか 会えないと思う。
先方さんは 会いたいと思わないだろう。
BBSという会は 年寄りの保護司さんの働きを
補うために 若い衆が集まってくれた会だと
聞いているが、実際は BBSさんは非行少年と
接点がないようで、講演会をする組織のようです。
長い伝統をもつBBSが もはや 非行少年と
付き合いを失くして いるのですから
普通の人は 非行少年と話する機会を持つ
のは 稀というか まず無いです。
  


Posted by 伝兵衛 at 17:34Comments(0)

2009年09月03日

星野智幸・ホームレス小説『先輩伝説』 

高松英昭写真集『STREET PEOPLE』 
(7月刊、太郎次郎社エディタス)所収の「先輩伝説」。

 ホームレス自立支援組織は雑誌「ビッグイシュー」
を編集している。ホームレスはこの雑誌を街頭販売
している。
ねぐらは建物の陰やネットカフエ、という85人の素顔を
撮った写真集。
 この短編小説では そんな世界に、ホームレスの
少年に恋した家つき娘の少女ミウが現れる。彼女は
内なる差別意識を消したくて、路上生活の体験学習
を試みた。自分を先輩と言うおじさんたちとの交流
で、ミウのこだわりが晴れてゆく。
  
「ホームレスの関係は 詮索しあわないことが基本。
路上の同志といった意味合いで互いに先輩と呼び
合うのだ、と。過去も名前も問わない、まっさらな
一対一関係を感じます。人間関係がつくれる 
ひとはどこでも生きてゆける。
家のあるなしで差別するのはおかしいと僕は思う」

★管理人の蛇足:
児童養護施設出身者の中に 薬物・アルコール依存症に
なる人も多いそうです。ホームレスになる人も
多いです。未成年で施設を出て、実の親が生きて
いれば 実の親が 法的に面倒みてくれると言う
ことになって いまして、後見人も付けてもらえない。
これで 生きていくのは ナンギです。
厳しい施設で 虐待に耐え 根性を身に着け
「どこでも 生きていける」だけの体力は あっても
知識・経験は 足りないから 生活の質は 低く
なります。
「施設を出たあとに 後見人をつけてくれ」と
施設にいる子どもが 要求しろと言うのだろうか?
そもそも 中学を卒業したばかりの子が 未成年
後見人とは どういうものか 知っているとも
思えない。  


Posted by 伝兵衛 at 08:44Comments(0)