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伝兵衛
伝兵衛
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2017年02月23日

薬物依存専門の保護観察官、全国に


日本経済新聞2017年2月20日(月)から抜粋:
法務省は 来年度から薬物依存症者への対応
に特化した「統括保護観察官」を東京・大阪・
福岡・広島など主要都市にある保護観察所
12カ所に一人ずつ配置する。
観察期間終了後は 薬物専門の医療機関や
精神保健福祉センターなどに橋渡しもする。
覚醒剤取締法違反罪で服役し、出所した受刑
者の内 刑務所に戻る人の割合は約40%。
一方、刑法犯全体の平均再入所率は23.4%に
とどまる。

★ブログ管理人の蛇足:人口10万人あたり
覚醒剤取締法事犯の検挙率(都道府県別)に
おいて和歌山県は 例年 上位である。
女子刑務所も県内にある。主要都市と言わず
和歌山県にも この保護観察官を置いて
ほしい。「薬物専門の医療機関に橋渡し」
したいと言うても 県内に 薬物専門の
窓口はない。県立医大 精神科 教授も
薬物専門の医師は とうぶん 現れないと
言うて おられる。

  


Posted by 伝兵衛 at 10:24Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年09月16日

薬物依存症の実態と課題・インタビュ

ヤフーの記事です:
http://news.yahoo.co.jp/feature/358
田代まさし・Dr松本俊彦・薬家連の横川江美子・カウンセラー吉岡隆
へのインタビュ。

  


Posted by 伝兵衛 at 16:18Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年09月05日

保釈率 10年で倍増 

朝日新聞 2016年9月5日から 抜粋:
保釈は、身柄を拘束されている被告が証拠隠滅をしたり、逃亡したり
するおそれがないと裁判官に判断されれば、保証金を納めたうえで
拘置所などから解放される仕組み。
日本弁護士連合会は、国際人権規約で「裁判を受ける人を抑留する
ことが原則であってはならない」と定めていることを挙げ、保釈を原則と
するべきだと主張。「起訴内容を認めさせるために、起訴後も被告を
拘束する『人質司法』になっている」と批判し、裁判所に改善を求めてきた。
日弁連の水野英樹・刑事弁護センター副委員長は「再び犯罪にかかわると
裁判官が予測したり、誰かが常時見ていたりすることは不可能だ。
数少ない『例外』のために、保釈しても問題のない人を拘束するのは
本末転倒だ」と話す。
★ブログ管理人の蛇足:日弁連の言われるように 保釈中の被告を常時、
監視することはできないから ピストル殺人・自殺事件は例外なのです。
拘置所は混み合っているから 覚醒剤犯については シャバに出て
頂いて、警察に隔日にでも来て、尿検査を受けるようにすれば 拘置
する経費は節減できる。被告の人権も守られる。
彼がピストルを持っていることについて 彼の家族や社員は うすうす
気づいていたのでは なかろーか。彼の家族と社員は 彼が覚醒剤を
続けていることについては 確信していたので なかろーか。裁判官は 
彼の家族や社員に会いに行って 覚醒剤について尋ねる暇がないだけ。 

  


Posted by 伝兵衛 at 13:50Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年08月04日

女性ハウスとは

女性依存症者のためのグループホーム「ロイスふくおか」案内。
福岡市の障害福祉サービス共同生活援助事業所認可。
1.どういう人が入るかと言うと:
病院を退院できるまで回復したが、一人暮らしでは酒・ギャンブル
等をやめ続けるのが難しい。あるいは 娘は依存を止めたいと言って
るが なにせ気分の浮き沈みが烈しく、毎日 言い合い、家族も
疲れた。あるいは 家族と一時的に離れて回復を軌道に乗せたい。

2.入所したら どんな生活をするか?:
午前 7時 起床
   7:45 朝食
   8:30 マックへ
   10:00 ミーティング
   11:00 昼食
午後 1:30 ミーティング
   3:00 掃除の後、面談、自由
   7:00 相互援助グループ参加
   9:30 ロイスふくおかへ
   11:30 就寝
3. 経費など:
  対象:女性
  定員:5人
  入寮期間:1~2年
  家賃:1万円(月額)
  食費・水道・光熱費は実費。
  詳細・生活保護の方はご相談ください。 
★ブログ管理人の蛇足:
一人月1万円では 家賃にも 足りないので これは
大変です。経費を どう埋め合わせするかが 問題の
ようです。



  


Posted by 伝兵衛 at 19:01Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年08月01日

「依存症と感情~拒否の連鎖から支援の連鎖へ~」学術集会のお知らせ

第15回 日本アディクション看護学会 学術集会
2016年9月3日(土),4日(日)
会場:武庫川女子大。
7月8日に事前参加登録受付は終わりました。当日参加受付あり。
当日直接会場へ行ってください。
★懇親会:
日時:9月3日(土)18時~20時
会場:パスタ食堂 バルバンビーノ(BAL BAMBINO) 
Special Guest: 彩羽 真矢さん(タレント、元タカラジェンヌ)
(ブログ管理人の注釈:彩羽さんは依存症でない ようです)★
詳しいことは 下記サイトへ:
http://www.mukogawa-u.ac.jp/~15JSSAN/

  


Posted by 伝兵衛 at 18:46Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年07月03日

刑の一部執行猶予とは

日本経済新聞2016年6月30日に長い解説がのっています。
そのうち図解だけを:

  


Posted by 伝兵衛 at 16:27Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年06月20日

変えることのできるものについては、

「変えることのできるものについては、それを変えるだけの勇気を
我々に与えたまえ。
変えることのできないものについては それを受け入れるだけの
冷静さを与えたまえ。そして 変えることのできるものと できない
ものとを識別する知恵を与えたまえ」。
この言葉は アメリカの牧師ラインホルト・ニーバーがマサチューセッツ州の
小さな教会で説教したもので・・・
以上は 月刊 大法輪2016年6月号 p.147の 遍路紀行家 武田喜治、
”遍路で学ぶ生きる知恵 95.山は動かない”から抜粋。
★ ダルクやアルコール依存症者の自助グループの集会で 上記の
言葉の少し短いのを 毎回 読みます。言葉は 短くしてしまうと 
分かり易さが減ります。
ダルクも いつもの文章の改訂版を つくっても ええのにと 思う。

写真提供:SACHIさん  


Posted by 伝兵衛 at 17:45Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年06月16日

井波彫刻職人 刑務所でも技術指導

日本経済新聞2016年6月2日(木)文化欄から抜粋:
見出し~欄間の技で革新 彫る。井波彫刻職人 南部白雲さん。
富山県 南砺市に伝わる井波彫刻の職人は200人ほど。
井波彫刻は1760年ごろ、南砺にある浄土真宗の瑞泉寺再建の
ため彫刻師が京都から派遣されたのが始まりとされる。
他の地域とは違って、分業制をとらず、下絵描きから荒落とし、
粗彫り、仕上げ彫りまで すべて一人で手掛ける。
70年ごろから刑務所での指導を始めた父が97年に死去。月2回の
講座を引き継いだ。暴力団員・すり・薬物使用者などの受刑者と
共に今までに完成させた神輿(みこし)は約2200にのぼる。
刑務所の教え子は40人ほどになった。

  


Posted by 伝兵衛 at 17:58Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年06月13日

上岡陽江・大嶋栄子著、”その後の不自由「嵐」のあとを生きる人たち”

医学書院、2010年刊。
月刊 みすず、2016年1/2月号p.109の保坂和志(小説家)に
よる紹介文から抜粋:
上岡陽江はダルク女性ハウスという薬物・アルコール依存症者を
支援する施設の代表者。社会が標準とする生き方の外にまず
出ること。子ども時代に家族が助けにならず友達もいなかった
人は 人と関係を持つことが できない。それで孤独の中で事件を
起こし何年も刑務所に入る。そういう人に上岡さんは「あなたは
刑務官と関わりが持てたのだ」(その時間がきっとあなたを成長
させた)と言う。標準とか基準とか そんなものはない、すべて人は
人生を「こうあるべきだ」「こうありたい」でなく手近な ありあわせの
ものを 寄せ集めて つないでいく、人生の像を そう転換するところ
から 自由も権力との闘いも起こる。

  


Posted by 伝兵衛 at 13:24Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年05月29日

覚醒剤・今さら聞けない・朝日新聞から

2016年5月7日(土)朝日新聞「今さら聞けない」のページは
覚醒剤の解説。紙面の1/3を占める長い記事です。
朝日新聞ネット版で 読めます。朝日のサイトをアクセスして
無料読者登録すれば この記事も読めます。

下記は記事の一部:
覚醒剤のうち最も乱用の多いメタンフェタミンは、日本の長井
長義博士が漢方薬の抽出物から1888年ごろ合成しました。
植物から抽出される大麻やモルヒネなどと違い、人工合成です。
現在ほとんど使われていませんが、難治性のうつ病の治療薬
でもあります。
 第2次世界大戦中の雑誌を開くと、覚醒剤「ヒロポン」の広告が
頻繁に出てきます。メタンフェタミンを商品化した一般医薬品です。
かつては薬局で買えた時代があったのです。

写真提供:那智勝浦おとん様  


Posted by 伝兵衛 at 11:52Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年05月19日

「その後の不自由 嵐のあとを生きる人たち」

著者:上岡陽江(かみおか はるえ)+大嶋栄子(おおしま えいこ)。
2010年 医学書院、261p. 当時の値段2100円。

依存症の生きづらさと、薬をやめたその後の生き方について
書かれています。

前の和歌山ダルクの隣の庭にあった花。
ジャスミンだったらしい。
  


Posted by 伝兵衛 at 15:21Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年05月16日

中野瑠美さん薬物依存症者回復支援を語る

今日2016年5月16日(月)のスポーツ報知に下記の記事がでています。
ネットでも読めます:
http://www.hochi.co.jp/topics/20160515-OHT1T50278.html
覚醒剤取締法違反で3度逮捕され、合計12年服役した
苦い経験を生かして、刑務所などへの差し入れを代行する
「HEART COMPANY」(ハート・カンパニー)を運営する大阪府
堺市の中野瑠美さん(43)に清原被告が克服へ心がけることを聞いた。
中野さんは覚醒剤で捕まった若い子に働く場を提供するため
ハウスクリーニング業もしている。

★スポーツ報知は覚醒剤関連の記事が充実しています。
喫茶店などで この新聞を見る機会があれば 一面はどうでも
いいので 最後のページから見ます。

  


Posted by 伝兵衛 at 17:00Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年05月11日

フィリピン大統領有力候補が麻薬に対して強権的姿勢

フィリピン大統領選は、実績はあるが暴言が絶えないロドリゴ・
ドゥテルテ・ダバオ市長が、勝ちそうです。
選挙戦では、犯罪対策に焦点を当て、「麻薬密売人はすべて
殺せ」などと警察官による犯罪者の射殺容認を強調した。
奈良の薬物依存症者回復施設は フィリピンのセブにも施設を
持っていました。
密売人が警察に殺されると なると 薬物を買う人も 殺され
かねない。とてもでないが 日本からフィリピンへ出かけて
行って 薬物依存症者回復支援組織をつくることは 今後
できそうにない。

  


Posted by 伝兵衛 at 20:50Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年05月10日

マーガレット・アクション

前 厚労 事務次官 村木厚子さんの記事から抜粋。
日本経済新聞2016年4月5日夕刊「あすへの話題」
という囲み記事:
お礼を言いたい人たちがいた。大阪拘置所に164日いる
ときに接した女性刑務官の方々だ。逮捕され拘置所に
連れていかれて最初に接した女性刑務官から 励まされ
驚いた。拘置所で最大の敵は暑さだったが、彼女たちは
制服を着て警備にあたっていた。夜中も廊下に立っている。
法務相は女性受刑者の特性に応じた指導や支援を強化
する取組み(マーガレット・アクション)を進めている。その
一環で、女性刑務官との懇談に出席し、お世話になった
人たちと再会、やっとお礼が言えた。懇談で、受刑者全体は
減少する中で女性は高止まり、女性刑務官の仕事の密度や
緊張度が高まっていること、(中略)。
刑務官の勤務環境を整えつつ、再犯に至らない実が上がる
矯正政策を模索していくことが、女性刑務官にとって、そし
て社会全体にとって重要だと思う。
以上 抜粋 おしまい。


  


Posted by 伝兵衛 at 17:52Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年04月28日

「私、パチンコ中毒から復帰しました!」

本田白寿 著、中央公論社 クラレ740円。
「まず、家族や恋人の方々にお伝えしたいことは、本人に
パチンコをやめる意志がない限り、周りが何を言っても
無駄だということです。(中略)パチンコをやめるように説得
しようとすればするほど、トラブルが発生するだけになります」
依存症は病気なので、精神科など専門家の治療や、グループ
ワークによって治していくしかない。
「インターネット・ゲーム依存症」岡田尊司著、(文春新書)も参考になる。
以上 月刊 中央公論 2016年5月号 p.135から。

  


Posted by 伝兵衛 at 12:47Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年04月17日

刑の一部執行猶予 6月から

薬物使用の受刑者ら対象。
日本経済新聞2016年4月12日 夕刊から:
政府は4月12日、懲役や禁錮刑の一部を執行した後に
残りの刑期を猶予する「一部執行猶予制度」の創設を盛り込んだ
改止刑法など関連法の施行日を6月1日と定める政令を閣議
決定した。この日以降に言い渡される判決から適用される。
 一部執行猶予制度は、3年以下の懲役・禁錮刑の刊決のうち、
薬物使用者や初めて実刑を科された受刑刑者が対象。裁判所が
再犯防止のために社会の中で更生を図ることが適当と判断すれば、
刑の一部の執行を1~5年の範囲で猶予する。
 例えば「懲役2年、うち6ヵ月を2年間執行猶予」との判決を
出した場合、刑務所を1年半で出所し、2年間再び罪を犯さ
なければ収容されることはない。
薬物使用者の場合は執行猶予中、必ず保護観察の対象となり、
保護観察所は薬物依存から脱却するためのプログラムを
受講するよう指示できる。

  


Posted by 伝兵衛 at 12:15Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年04月12日

薬物依存から脱出する方法 by Dr松本俊彦

フライデイ デジタル版が 下記サイトで長い記事を無料で
公開してくれています。講談社さん 有難う。
http://friday.kodansha.ne.jp/archives/76906/

  


Posted by 伝兵衛 at 15:58Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年04月07日

Dr松本俊彦へのインタビュ・薬物依存症の治療

Dr松本は国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 
薬物依存研究部部長。
清原和博さんについても言及する。
FRIDAYの下記サイトでインタビュを無料公開中:
http://friday.kodansha.ne.jp/archives/76772/

  


Posted by 伝兵衛 at 13:15Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年04月05日

これからの回復支援〜ダルクの向かう未来〜 in東京

日程:2016年4月9日(土)13:00-16:30
10日(日)9:30-16:30
会場:中央大学駿河台記念館
 東京都千代田区神田駿河台3-11-5
資料代:1000円
薬物依存からの回復には、共に歩んでくれるパートナーの
存在がとても大切である。 1980 年、札幌地裁 16 号法廷で
執行猶予判決を受けた私はその日から、今は亡きロイさんと
二人三脚で回復の道を歩み始めた。ロイさんがいなければ
私の回復はなかっただろう。
薬物依存者の多くは大きなハンデを抱えている。教育、雇用に
堪えるだけのスキル訓練、それらのサポート無しに、一人で
問題に立ち向かうことは不可能に近い。
今日本には、約 80 ヵ所のダルクがある。それだけたくさん
の回復の可能性があるということだろう。 近藤 恒夫

プログラム
司会 APARI/尾田 真言
1日目
13:00 ~ 13:30 MESSAGE
長崎ダルク/中川 賀雅
13:30 ~ 15:30 カイフク について
回復とは 木津川ダルク/加藤 武士
回復の主体性 三重ダルク/市川 岳仁
回復の独立性 仙台ダルク/飯室 勉
回復の役割分担 東京ダルク/幸田 実
15:45 ~ 16:30 パネルディスカッション 「回復の多様性」

2日目
09:30 ~ 10:30 ジッセン について
初期施設 日本ダルクAH/山本 大
リハビリテーション 栃木ダルク/栗坪 千明
10:45 ~ 11:45 レンケイ について
医療との連携 千葉ダルク/白川 雄一郎
司法との連携 北海道ダルク/森 亨
地域福祉との連携 三重ダルク/市川 岳仁
13:30 ~ 14:00 ウンエイ について
施設運営 山梨ダルク/佐々木 広
14:30 ~ 16:00
パネルディスカッション「これからの回復支援: ダルクの向かう未来」
16:00 ~ 16:30 Q&Aマトメ
16:15 ~ 16:30 アパリ理事長/近藤 恒夫

  


Posted by 伝兵衛 at 17:51Comments(0)薬物依存症回復支援

2016年03月18日

「薬物依存症はひとりで苦しまないことが回復への道」

国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所の
Dr.松本俊彦へのインタビュ、NHK 2016年2月25日放映。
下記サイトから:
http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/1800/240072.html

刑の一部執行猶予制度が6月から始まります。たとえば
懲役3年のうちの1年間は執行猶予されて、保護観察所の
監督下で地域で治療を受けてもらうんです。
薬物依存症の人たちが特に薬を使いやすいのは刑務所を
出た直後です。刑務所の中にいると、どんな重症の薬物
依存症の人たちも使いたい欲求は意識しません。絶対に
使えないと考えなくなるんです。本人はそれですっかり薬の
ことを忘れて、もう治ったと思ってしまいます。だから、薬を
目の前に置かれても多分使わないで済むだろうし、使ったと
しても前みたいに仕事に支障が出るような使い方はしない
だろう、いいお付き合いができると思って再び使ってしまうん
です。そういうことを考えると、私は刑務所にいる期間が
長すぎると感じています。依存症は、別名「忘れる病気」とも
言われているんです。最後の悲惨な感覚を忘れないようにする
ためには、刑務所は長すぎないほうがいいと考えています。

予防に成功はしているけど、依存症を抱えた人たちの治療や
社会復帰に関しては、先進国では最低ランクなんですね。薬物
依存症はれっきとした精神疾患です。ですから私たちは、病気を
抱えた人たちとどうやって共生していくのかということを考えないと、
先進国とは言えません。

  


Posted by 伝兵衛 at 08:50Comments(0)薬物依存症回復支援