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2016年03月22日

摂食障害研究者から

磯野真穂、”魔法の杖、みたいなもの”月刊「春秋」2016年2、3月号
p.5~8.から抜粋(これは抜粋なので この月刊誌を90円で買って
読んでください):
問題解決を示す本は多い。これはある種の消費である。私たちは
問題解決という名の商品を消費しているのだ。消費することで 
問題は解決されたような気になるが、実際の問題はそこに残って
いる。だから次の消費がしたくなる。
私が摂食障害の調査をしたシンガポールと日本でも全く同じ
現象が起こっていた。
摂食障害は20世紀後半に、欧米や日本など高度な工業化
・都市化をとげた地域に居住する若年女性に突如 急増し
はじめた病気である。
摂食障害は大きくわけると三つあり、一つには長期にわたる
自発的な食事制限と低体重に特徴づけられる拒食症、二つには
見た目はふつうであるが、過食とそれを相殺するための嘔吐や
下剤の乱用などの代償行為が実は続いている過食症。三つには
過食はあるが代償行為がみられない むちゃ食い症候群に区分される。
これについて様々な分野で研究がなされているが、一方で、摂食障害の原因は
まだ はっきり わかっていない。治療の中心は心理療法となるが、
それで改善の見られない人もいる。摂食障害を即座に直してくれる 
魔法の杖はない。ところが摂食障害を治すための本は 毎年出版される。
私は研究者として、このような問題解決マーケットに強い違和感を
覚えており、原因探しや、治療法の提言とは一線を画した成果を
提示したいと考えていた。その志向の結実が 2015年1月に春秋社
から刊行された「なぜふつうに食べられないのか~拒食と過食の
文化人類学」である。
本著を記すにあたって念頭に置いたことは、拒食や過食という行為を
「摂食障害」という治療の対象として はなから 捉えるのではなく、
その一歩手前で立ち止まること。拒食や過食を行う女性たちを
「ふつうに食べられない人」としてとらえること。そして彼女たちの
肩越しからみえる風景をつぶさに捉えることであった。
今までの摂食障害研究は 問いの焦点が、原因や治すことに向いて
いたため、当事者が拒食や過食をどう体験しているかについては
ほとんど注目されていなかった。
その空白地帯に踏み込む作業を通じて明らかになったのは、拒食や
過食という現象が、ふつうに食べられる人の食とは相いれない形で
構造化されていること、そして、その構造化された食の中で当事者は
日常と非日常の切り替えを行い、さらに楽しさすら感じているという
ことであった。
「治す」という視点を取り払うために、摂食障害、拒食症、過食症と
いう あえて言葉を使わず、ふつうに食べられない人立ち、拒食や
過食を行う人という書き方をしたのだが、一部の読者から「で、治す
には どうしたら いいですか?」という質問を何度も受けた。
摂食障害研究者から


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Posted by 伝兵衛 at 18:03│Comments(0)摂食障碍
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