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伝兵衛
伝兵衛
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2016年08月14日

困難な青少年のための公園inベルリン(12)

アリは塗装工養成コースをやめた。テレピン油に耐えられなかったからだ。
その後 ガス工事工の養成コースも止めた。今28歳になって、製品デザイナー
の資格を取った。彼には15ヶ月になる娘がいる。父親のモスクで歌っている。
警察が モスクでの食事会に時々 立ち寄ってくれるのが 彼には嬉しい。
アリはフィアルクさんを 幾度か自宅に招待した。皆で食事をして、最後に
アリと父親はフィアルクさんのためにイスラム教の歌を歌う。神への憧憬を
悲しみをこめて語る歌だ。
フィアルクはスモモの木の下で座っている。スモモは二本とも幹に深い傷が
ある。20年前に二人の少年がナイフで 若木に切りつけたのだ。フィアルクは
その後で 近所の人々に誰がこんな事をしたのか知っているか どうか尋ねた。
二人の少年の名があげられた。一人の少年の家へフィアルクが行って、家族に
驚いていると言った。父親は二度と こんな事の起きないようにすると
フィアルクに約束した。二人目の少年の家では フィアルクがドアをノック
する前に 少年が泣きながら出てきた。その子は 木を傷つけたために
殴られたのだ。もう一人の少年の親が フィアルクが苦情を言いにくると
知らせていたのだ。「それ以来、私は親のところへ行って良いか どうか
子ども達に尋ねることにしている」。(つづく)
下記サイトから:
http://sz-magazin.sueddeutsche.de/texte/anzeigen/44594/Garten-der-Harten

  


Posted by 伝兵衛 at 19:39Comments(0)少年非行