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伝兵衛
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2009年11月10日

大麻や覚醒剤が統合失調症の発症危険を高める

くぬぎ(漢字で書くと 左側はカタカナのエのような字で 右側は刀)+刀=くぬぎ)浩、
”精神医学紀行”月刊「みすず」2009年11月号 p.40~48.
上記記事は 2009年世界精神医学会(フィレンツェ)に参加した くぬぎ先生の報告。
以下 抜粋です。
記事は買って読んでください。300円。

この学会では 精神科疾患ははっきりと分類されるというより、種々の次元で連続性をもつという 一貫したテーマがあったようだ。精神疾患のボーダーレス化である。内因性精神病を二大別する統合失調症と気分障害(双極性障害とうつ病)との間にも連続性がある。こうした内因性精神疾患は さらに不安障害や睡眠障害や薬物依存症や発達障害とも連続性がある。

このような、いくつかの精神疾患の横のつながりだけでなく、発症過程による縦のつながり(時間的つながり)に関しても、ボーダーレス化している。

統合失調症は ある時点から突如として発症するのではなく前駆期があり、これを早期精神病とか「(精神病)発症リスクが高い精神状態」などと呼ぶようになり、「治療を必要とする前の状態」から いつのまにか「本格的な発症を予防するための介入が有効な状態」に変化した。

ロビン・マレー先生の統合失調症論:
彼は世界の統合失調症研究者を先導している。
ストリートドラッグである大麻や覚醒剤が 統合失調症の発症リスクを高めたり、ストレス感受性の亢進を形成したりすることなどに 注目した病因論が展開された。このうちストレスホルモンが発症に関与するのではないかというエビデンスにDr.くどうは特に注目している。というのも、思春期の脳の完成期にストレスホルモンに暴露することが、少なくとも一部の統合失調症の病因の本質である可能性があるからだ。

帰国前夜の4月4日に 「精神医学のどこに科学的根拠がある?」とか「精神医学はえせ科学だ」といったプラカードをもった当事者集団と思われる大デモ行進に遭遇した。しかし デモ行進する当事者の明るい表情をみていると 反精神医学的運動に対するアレルギー反応は生まれなかった。というのも 学会場にきて学会を妨害する人はいなかったし、世界中から集まっている精神医学者に対してプラカードで訴えているだけであるからだ。
そういえば イタリアは精神病院の解体を世界で最も根源的になしえた国だ。  


Posted by 伝兵衛 at 16:39Comments(0)

2009年11月10日

薬物使用・刑事的悪か公衆衛生的悪か/佐藤哲彦

朝日新聞2009年11月5日の標記の記事は下記で読めます。
最後の文章は:
薬物をやめられないことが問題なら必要なのは刑事処分でなく、医療的措置であるとも考えられるからである。
http://www.yakkaren.com/sinbunkiji/09/yakubutusiyou.pdf  


Posted by 伝兵衛 at 15:44Comments(0)