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伝兵衛
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2009年05月06日

薬物依存症者や犯罪者の民間自助グループ・アミティ

石井小夜子著、「少年犯罪と向きあう」岩波新書、2001年
からの 受け売りです:

2000年4月、アメリカから「アミティ」という薬物依存や犯罪を
犯した人の民間自助グループ組織の代表が来日した。
「アミティ」に参加する人びとには、何回も逮捕を繰り返された
人びとが多い。しかし彼らは、「警察・裁判所・刑務所と行く
先々どこに行っても反省しろど言われてきたが、どう反省して
よいかわからなかった」と言う。

こうした言葉を語るこのグループの参加者の多くは、
子ども時代、虐待の中で育った人びとであり、このことを
自分の中に封じ込めて生きて来た人びとであった。そこで、
ここでのアプローチは、「加害者の多くは、実は子ども時代に
被害者であった。その被害を自己に押し込め、怒りを
他者に向けたものが犯罪となって表れる」と捉え、自己の
被害性に直面して、その感情を言語化し(「エモーショナル・
リテラシー」とよんでいる)、そこから自己の犯罪をみつめ、
更生していこうというものである。このエモーショナル・
リテラシーを可能にするため、自身が元犯罪者や薬物
依存者であるスタッフがサポートする。このプログラムは、
現在アメリカの一部の刑務所に取り入れられており、
このプログラムを受けた受刑者の再犯率は26%、受けない
一般受刑者のそれは63%という違いが見られるとのことであった。
 「アミティ」のアプローチは、日本の少年法の理念と
共通したものである。
以上p182から引用

スイスの精神分析医アリス・ミラーは、深刻な虐待を受けた
子どもが何もケアを受けずに成長すると、犯罪や逸脱行動に
走ることがある、と言う。この考えをもとにして、アメリカの
民間自助更生施設「アミティ」は、自分が受けた虐待という
被害を吐き出すことを通して、更生に向かうサポーートをして
いることは、前に述べた。
以上p110から引用 

  


Posted by 伝兵衛 at 21:08Comments(0)薬物依存症