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2009年01月15日

模擬裁判で見た凶悪事件の「評議」/井垣康弘

産経新聞 夕刊 連載 2009年1月14日
から抜粋:

★記事は買って読んでください。

 裁判員制度の模擬裁判を見た。
公開された法廷での審理と密室の裁判官室での
「評議」の双力を傍聴した。プロの裁判官3人とアマ
の裁判員6人の合議体だった。
 被告人は17歳の定時制高校2年生で、アマの
裁判員は、祖父の年代1人、父の年代4人、
姉の年代1人だった。

 事件は、強盗致傷(法定刑が、無期または6年以上
20年以下の懲役。ただし少年なので有期懲役の
場合は5年以上10年以下の不定期刑となる)で、
検察官は5年以上8年以下の懲役を求刑した。弁護人は、
家裁へ戻して少年院での矯正教育(2年くらい)が妥当だ
と弁論で強調した。
 しかし、裁判所の評議の結果、家裁へ移送して保護処分
にするのが相当だとの意見は皆無で、結論(プロとアマ合
わせて5票を獲得した多数意見)は、懲役5年以上
7年以下というものであった。
 
 いわゆる「暴力肯定的価値観」を身につけている
少年の場合、暴力によって自分の要求を実現
することはすなわち正義の実践であり「格好いい」
のである。
 被告人は、中学2年生の夏まで、父親から暴力に
よる「しつけ」を受け続けた。これにより、人に言う
ことを聞かせるためには、暴力を振るうのが手っ取り
早く、かつ正しいという感覚を身につけた。
 この「感覚」を洗い落とす教育が少年院で可能
なのかが問題点であった。
(弁護士、元家裁判事)

★うちに4ヶ月だけ いた子も 実の父親から
暴力による「しつけ」を受けていた。
しかし子は 父親の伝統を受け継がず、暴力は
振るわなかった。立派だった。
ところが 暴力による管理が なくなると 歯止めが
なくなったようで、非社会的行動が しばしば
現れ とうとう 児童相談所へ戻ることになった。

児童養護施設の理事の中には 「力による管理は
全体のために必要だ」と言う人もいるが、力で
押さえ込んでも そのうち 破綻するようだ。
  


Posted by 伝兵衛 at 20:45Comments(0)