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伝兵衛
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2008年04月17日

里親制度の現状・厚生労働省の制度改正案

要保護児童は全国に約4万人いる。しかし里親のもとで暮らす
要保護児童は1割に満たない。
里親を増やそうと厚労省は今 開会中の国会に制度改正案
を提出している。
多くの関係者は 里親の増えない(減っている)理由を「里親制度が
知られていない」からだと言う。(blog管理人はそう思わない)

里親制度と養子縁組が混同されやすいことも 里親制度の普及を
阻む一因である。実の親が 「預けたら子どもを取られる」と誤解し、
里親委託を認めないこともある。

京都府立大学 津崎哲雄教授によると、里親への委託が進ま
ない理由の一つは 児童相談所が虐待の対応などに追われ、
里親への関与が 優先順位の下位に置かれていること。
施設で 大人数で暮らすより 里親のもとで 暮らすほうが 
傷ついた子どもを個別にケアしやすい。それは先進国の常識だ。

要保護児童に占める里親委託児童の割合:
(本文では 棒グラフ)
2000年前後の状況。

イギリス 60%
ドイツ  28.7%
フランス 53%
イタリア 62.1%
アメリカ 76.7%
豪州   91.5%
シンガポール 62%
香港   33.5%
日本    6.2%

朝日新聞 2008年4月15日から 抜粋。
長い記事です。ネット版か 図書館で読んでください。 

★「里親制度が知られていない」から里親が増えないと言うのは 
都会の話なのかも知れない。
田舎で 現状で里親制度が宣伝されても 児童相談所は人手不足で 
対応できない。夜8時とか9時に 児童相談所から電話がかかってきた。
気の毒だった。子どもも気の毒だけれど、児相もしんどい。
児相の里親担当者を増やさないと 里親は増えない。今いる里親が 
人様に 里親になることを 勧められないで 里親が増えるはずがない。

この記事にも 出ている 津崎哲雄先生の翻訳した 
ロジャー グッドマン著「日本の児童養護」明石書店2006年。3000円。
415ページもあって 勧めにくいけれど、いい本でした。
  


Posted by 伝兵衛 at 11:40Comments(0)