2019年07月26日
大人の不幸が虐待を生む
山田詠美・春日武彦、”大人の不幸が虐待を生む”
月刊 中央公論 2019年7月号 p.140~147
大阪の二児遺棄事件が基になっている小説、
「つみびと」(山田詠美著、中央公論社刊)に
ついての対談。Dr.春日は精神科医。
春日:この人が 子どもを育てるのか、と首を
傾げたくなる親が いくらでも いる。
山田:「教養」の問題が あるかな、と思う。
教養は 教育で得るもので、その教育を あら
かじめ 絶たれている人たちが どれほどいる
かと考えると 教育を優劣をつけるためのもの
でなくて、便利に応用できるものとして 考え
て あげないといけないと思う。
春日:教育って、「選択肢が見えるかどうか」
ということですよね。
山田:人が本当の意味で自立するって、自分が
ここに いることに 他人の手がかかっている
と認識することだと思う。病んでいる人は
そこが 分からない。
山田:小説のために事件を利用しちゃ ダメだ
と思う。...他者の受難を 自分の手柄に し
ては いけない、そんな感じ。

Posted by 伝兵衛 at 17:26│Comments(0)
│児童虐待
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