2010年04月06日
少年犯罪in和歌山県
下記は産経新聞2010年4月5日 和歌山版の
「ズームアップ2010」という記事から抜粋。
見出し:少年の更生に秘策。
記者:池田美緒さん
少年犯罪が全国的に減り続けている中、和歌山県は
昨年増加に転じた。全刑法犯に占める少年の割合も
3分の1以上で全国ワースト2位。今年はすでに110
人が検挙され、再犯率は全国ワースト5位の約40・9
%で予断を許さない状況だ。背景には、子供を育てる
地域の力や連携の希薄化も見え隠れする。そんな中、
県警はOBによる地域と家庭と教育現場との「橋渡
し」活動に乗り出した。
県内で昨年検挙された少年は前年より大幅増の950人
で、刑法犯全体に占める割合は全国2位の34・1%。
中学生が逮捕されるケースも増加し、約3分の1を占めた。
喫煙などの不良行為で補導される少年も増えている。
昨年は前年比約1.7倍の5887人で、とくに少女が倍以上に
増えて1679人だった。うち約8割が深夜徘徊や怠学、
無断外泊だった。県警少年罪では、非行少年の
″たまり場″が犯罪の温床となり、再犯者増加にもつな
がると警戒する。
同課は平成21年度、怠学などの問題が多い中学校に
県警OB職員を派遣する学校支援サポーター事業を始めた。
校舎への放火事件などに悩まされていた和歌山市立東和
中学校でも、森本華代サポーター(40)の派遣以来、
学校をさぼって遊んでいた生徒が登校するように
なったという。
教員にも警察との連携強化で安心感が広がった。ただ、
授業を抜け出す生徒は今も1時間に計約30人。廊下に
寝転がったり隠れてたばこを吸ったりと、とても
平穏とは言えない。
昨年、青少年センターと連携し、万引の初犯など
処分対象でない少年の家族の生活指導相談に乗る
試みも始めた。
深刻な非行少年には、県警職員が家庭や学校を訪問
したり、ボランティア活動をさせたりと更生を支援。
県内の公立小、中、高校での暴力行為は20年度
いずれも増加。特に公立中では生徒間の暴力、器物
損壊事件が増え、前年度比約4割増の451件だ。
有田市の市立中生らが鶏を殴殺したり和歌山市内の
小、中、高校生の少年ら13人がオートバイ盗などを
繰り返したりする事件もあった。
「ズームアップ2010」という記事から抜粋。
見出し:少年の更生に秘策。
記者:池田美緒さん
少年犯罪が全国的に減り続けている中、和歌山県は
昨年増加に転じた。全刑法犯に占める少年の割合も
3分の1以上で全国ワースト2位。今年はすでに110
人が検挙され、再犯率は全国ワースト5位の約40・9
%で予断を許さない状況だ。背景には、子供を育てる
地域の力や連携の希薄化も見え隠れする。そんな中、
県警はOBによる地域と家庭と教育現場との「橋渡
し」活動に乗り出した。
県内で昨年検挙された少年は前年より大幅増の950人
で、刑法犯全体に占める割合は全国2位の34・1%。
中学生が逮捕されるケースも増加し、約3分の1を占めた。
喫煙などの不良行為で補導される少年も増えている。
昨年は前年比約1.7倍の5887人で、とくに少女が倍以上に
増えて1679人だった。うち約8割が深夜徘徊や怠学、
無断外泊だった。県警少年罪では、非行少年の
″たまり場″が犯罪の温床となり、再犯者増加にもつな
がると警戒する。
同課は平成21年度、怠学などの問題が多い中学校に
県警OB職員を派遣する学校支援サポーター事業を始めた。
校舎への放火事件などに悩まされていた和歌山市立東和
中学校でも、森本華代サポーター(40)の派遣以来、
学校をさぼって遊んでいた生徒が登校するように
なったという。
教員にも警察との連携強化で安心感が広がった。ただ、
授業を抜け出す生徒は今も1時間に計約30人。廊下に
寝転がったり隠れてたばこを吸ったりと、とても
平穏とは言えない。
昨年、青少年センターと連携し、万引の初犯など
処分対象でない少年の家族の生活指導相談に乗る
試みも始めた。
深刻な非行少年には、県警職員が家庭や学校を訪問
したり、ボランティア活動をさせたりと更生を支援。
県内の公立小、中、高校での暴力行為は20年度
いずれも増加。特に公立中では生徒間の暴力、器物
損壊事件が増え、前年度比約4割増の451件だ。
有田市の市立中生らが鶏を殴殺したり和歌山市内の
小、中、高校生の少年ら13人がオートバイ盗などを
繰り返したりする事件もあった。
Posted by 伝兵衛 at
13:04
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