2011年09月21日
自助グループとは(中)
「薬物依存症からの回復に必要なこと」昨日のつづき:
このリストは依存症者たちに欠けている資質のリストと
して理解することができる。そして、これら資質を身に
着ける場が自助グループということになる。
自助グループとは何よりまず、誰からも非難も否定も
されずに、自らを語ることができる場である★。
このリストは依存症者たちに欠けている資質のリストと
して理解することができる。そして、これら資質を身に
着ける場が自助グループということになる。
自助グループとは何よりまず、誰からも非難も否定も
されずに、自らを語ることができる場である★。
自らを語らざるをえないと言うべきかもしれない。つまらない
見栄で自らを覆い隠すことはできない。全員が経験者
なのである。そのような場において、彼らは自らを語る
ことを余儀なくされ、他者の語りに耳を傾けることを
余儀なくされる。そうした営みを通じて、彼らは仲間に
対する信頼を育み、他者に対する尊重を学び、それと
同時にセルフ・エスティーム(自尊心)の感情を育んで
いくことになる。
★このように問題行動のある依存症者を否定する
ことなく、ありのまま 受け容れることで問題が解決する
とは思えない読者もいるかもしれない。
しかし、不思議なことに、ありのままで居ることを許された
人間が元の状態であり続けることはない(変化には時間は
かかるかもしれないが)。自助グループにおけるこれは、
変化をもたらすための方法として理解されるべきである。
ありのままを受け容れることで、受け容れられた者自身が
変化していく印象的な事例として、浦河べてるの家に
おける統合失調症についての実践がある(浦河べてるの家
『べてるの家の「非」援助論-そのままでいいと思えるための
25章」、医学書院、2002年参照)。
(明日につづく)
見栄で自らを覆い隠すことはできない。全員が経験者
なのである。そのような場において、彼らは自らを語る
ことを余儀なくされ、他者の語りに耳を傾けることを
余儀なくされる。そうした営みを通じて、彼らは仲間に
対する信頼を育み、他者に対する尊重を学び、それと
同時にセルフ・エスティーム(自尊心)の感情を育んで
いくことになる。
★このように問題行動のある依存症者を否定する
ことなく、ありのまま 受け容れることで問題が解決する
とは思えない読者もいるかもしれない。
しかし、不思議なことに、ありのままで居ることを許された
人間が元の状態であり続けることはない(変化には時間は
かかるかもしれないが)。自助グループにおけるこれは、
変化をもたらすための方法として理解されるべきである。
ありのままを受け容れることで、受け容れられた者自身が
変化していく印象的な事例として、浦河べてるの家に
おける統合失調症についての実践がある(浦河べてるの家
『べてるの家の「非」援助論-そのままでいいと思えるための
25章」、医学書院、2002年参照)。
(明日につづく)
Posted by 伝兵衛 at 06:35│Comments(0)
│薬物依存症
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。