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2009年03月19日

少年院での教育・向井義・元広島少年院主席専門員

見出し:就労と結婚を安定させるスキル

見つけた!みんなが輝く教育
産経新聞 2009年3月17日から 抜粋。
記事は買って読んでください。

向井義・元広島少年院首席(現・瀬戸少年院教育)は
科学的根拠のある非行少年を発達的な視点から理解
して評価し処遇する方法とマネジメントノウハウを
構築しました。
いじめや暴力、非行など反社会的行動を取る
リスク要因の中でも、衝動性や攻撃性が強い、
ストレスの処理が苦手、読み書きが苦手
といった訓練によって変更可能なものを一つでも
減らし、自尊感情や自律する力、対人関係能力が
あるといった保護要因を一つでも増やすことに
ターゲットを置きます。
 犯罪学では「再犯予防には就労と結婚の安定が
大事な要件」とされていますが、これを妨げる要素と
リスク要因は重なる部分が多くあります。

 たとえば、集団行動訓練で回れ右ができない子が
いれば、左右がわからないのではないか、ちゃんと
聞こえていないのではないかなどと多角的に仮説を
立て、指導方法を変えます。行動訓練で基礎体力が
つけば集中力があがり、衝動性のコントロールの一助
にもなり、また自尊感情もあがって、保護要因の増加
につながります。
 九九ができなければ、古典的な聴覚型指導では
なく、その子に応じて視覚型や運動型の指導を導入。
語彙を増やし、感情の言語化を訓練し、自己理解を
向上させつつ、ストレス処理の土台も育てて、
やはり保護要因を増やします。
 向井氏がいたときの広島少年院は出院後・一年
間の再入院率がO%になりました。こうして向井氏の実践
は各地の教育委員会や学校、養護施設などに広まり、同様
に成果をあげていったのです。
  (教育ジャーナリスト 品川裕香)



Posted by 伝兵衛 at 18:05│Comments(6)
この記事へのコメント
口に出すのもはばかられる広島少年院での破廉恥な事件が発生しました。
この事件の背景には、4年前にあの少年院に導入された教育体制、プログラムにあります。欧米の最新プログラムというふれこみで、中身は異常な行動規制を行ったり、グランドを何百周も走らせたり・・・。都合のいいデータだけを取り上げて再犯率0パーセントと言うまやかしを社会に吹聴したりもしていました。それは、その時転勤してきたある幹部の仕業です。
このような教育体制、プログラムを称賛し、マスコミに紹介した外国かぶれのジャーナリストもいました。そのジャーナリストは暴行、虐待が行われていたはずの昨年の広島少年院の少年の顔つきを見て「やはり外国のプログラムを導入している施設の少年の顔つきは生き生きしている。」と感激したそうです。何が生き生きしているものですか!「教育」ジャーナリストのレベルはそんなものです。

この事件は、異常なプログラムが導入されたことをきっかけに、だんだん指導がエスカレートしていったことが背景にあります。また、そのエスカレートは、外国かぶれジャーナリストの安直な称賛によって強化されたとも言えます。

この事件で、どれだけの職員が傷つき、日々真面目に勤務している多くの職員がどれだけ迷惑しているか!
刑事責任はないにせよ、その背景を作った人物の道義的責任は重いと考えます。
Posted by あんのん at 2009年07月20日 20:44
暴行や虐待が行われていた昨年度の広島少年院の少年を見て、「生き生きしている」と感じたのであれば、教育ジャーナリストとしてそのように感じるに至った弁明が必要ではないでしょうか。

責任ある回答を期待しています。
Posted by クリオ at 2009年08月05日 22:58
コメントありがとうございます。管理人です。
このブログに ジャーナリストさんが回答を寄せてくれる
とは 思いにくいですが、どこかに何か報告
されるかもしれません。

児童養護施設出身者のブログで 職員や上級生からの
子どもへの暴力について 読めます。
里親から里子への虐待については 元里子が2チャンネルに
カキコミしています。

少年院出身者も ネットで発言しているかと思います。
Posted by kjgdkjgd at 2009年08月06日 07:06
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090811/crm0908111707014-n1.htm
上記サイトによると、
広島少年院(広島県東広島市)の法務教官による
収容少年への暴行事件で、広島地検は2009年8月11日、
特別公務員暴行陵虐の疑いで、元同少年院首席専門官で
奈良少年院次長、向井義容疑者(47)を逮捕した。

★ブログ管理人の蛇足:
児童養護施設の理事の中にも 恐ろしい方が居ますが
少年院も 恐怖です。
Posted by kjgdkjgd at 2009年08月11日 19:03
ここに書かれてある犯罪容疑者の行為を称賛していた教育ジャーナリストが、まだ何の釈明もなく、のうのうと講演活動をしているのが許せません。
Posted by くりお at 2009年09月11日 17:39
>刑事責任はないにせよ、その背景を作った人物の道義的責任は重いと考えます。

7月の時点では以上のように「刑事責任はないにせよ」と思っていましたが、今は刑事責任も問われています。
このような人物を称賛していたジャーナリストは今何をしているのでしょうか?
Posted by あんのん at 2009年11月03日 16:11
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