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2016年03月17日

利他主義の社会は幻想か

2016年3月1日日本経済新聞文化欄。
「問いかける言葉 東日本大震災5年」の池澤夏樹による
記事の抜粋。見出し:利他に向かう社会 幻想か」。
古事記から平家物語、曽根崎心中、そして現代文学と
読んでいくなかで、日本人とは無情の感覚を心に抱え、
色恋を好み、武勲を誇るよりも敗者をいたわる人たちで
あると考えるようになった。近代以降の日本人は大きく
わったが、今なお私たちの精神の基底には そうした
心性が息づいている。
同時に、日本人は天災と復興を繰り返す長い歴史の
中で「震災ずれ」してしまった人間だとも思う。
震災直後は利他的な動きが社会に広がり、店や駅が
多少暗くてもいいと多くの人が思っていた。これを機に
世の中が変わるのではないかという思いがあったが、
結局、すべて元に戻ってしまったように私には見える。
先の戦争のあと、日本には民主主義が根付いた。震災
からも禍福を入れ替える発想が出てくるかと思ったが、
そうは なっていない。お金や経済以外の原理も少しは
力を持つかと期待したが、何かが変わったという感じは
しない。
ポルトガルの首都を遅い、おびただしい犠牲者を出した
1755年のリスボン地震は欧州の人々の考え方に大きな
影響を与えた。フランスの思想家ヴォルテールは「この世の
すべては善である」とする当時のキリスト教社会の
世界観に疑念を示した。
3月11日だけでは足りない。折々にあの日に立ち返って
ものを考えなければならない。
利他主義の社会は幻想か


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Posted by 伝兵衛 at 13:32│Comments(0)こころのケア
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