2008年04月08日
本田哲郎神父「力は弱さの中で働く」@釜ケ崎
朝日新聞 2008年4月8日から 抜粋
全文は ネット版でよむか、図書館で。
神父は65歳。83-89年 フランシスコ会日本管区の管区長。
管区長を退いた後、89年から 釜ケ崎で働く。
釜ケ崎の2畳一間のアパートで暮らす。
人はしょせん、他人の立場に立つことはできないのだと
いうことが、19年 釜ケ崎で暮らして 分かった。
相手の立場に立っているつもりの善意の押しつけが、
相手の尊厳を傷つけ、差別や偏見の元になることがある。
でも、かかわりを あきらめるのではなく、相手より下に
立つ心構えが必要です。
「望んでいるのは こんなことじゃ ないんだよね、
ごめんね」と思いながら する。
人間にとって大切なのは、良い人になることでも、
立派な大人になることでもなく、人の痛みを放っておけない
心を持つこと。これも この年齢になって分かったことです。
先進国の指導者の多くはクリスチャンです。世界中の
多くの問題は キリスト教文化にある程度の責任がある。
だから、弱者の視点で書かれた聖書を 釜ケ崎の支店で
翻訳し直している。
例えば「ルカによる福音書」に「貧しい人は幸いである」
とあるが、貧しくて家がない人は幸せだろうか。
「貧しい人は、神からの力がある」というのが私の訳です。
以上 抜粋おしまい。
★以下 ブログ管理人の蛇足:
ロジャー・グッドマン著 「日本の児童養護」p.34に次の記述がある:
もし日本社会が最も社会的に弱い構成員をどのように取り
扱っているかを理解したいのであれば、親が養育できぬ(cannot)、
養育する気をもたない(will not)、養育することを許されない
(not allowed)子どもたちが暮らしている福祉施設を研究すべき
である、と 徳増浩司さんは 筆者に勧めてくれた。
こうした施設は 児童養護施設とよばれている。
◎クリスマスに ▼▼クラブや ■■クラブは 施設へケーキを
もって 慰問に行く。新聞記者は 状況を知らないから 頼まれれば
取材に付いて行く。わざわざ 写真まで入れて 記事がでる:
「子ども達の目は輝いている」と書くが 眼病でなければ 目は
光るものだ。「人懐っこい子が多い」と言うが それは 障碍の
一つの現れに過ぎない。
私立動物園の経営が悪化し 餌代もなくなったら 餌を差し入れる
のは 美談だけれど、施設は 食費やケーキ代が 足りないのでない。
新聞社は 施設の園長の話を そのまま 記事にするのは
止めにして 少し考えてほしい。
★児童養護施設の経営者(理事とよばれる)の中には
施設に寄付をして、おまけに無給で理事職を勤め 子どもを
養育してやっていると 信じ込んでいる人もいる。
もちろん 施設に よっては 立派な理事も 中には おられて
混乱の極にあった施設を いま運営している方もある。
施設の質の格差は あまりにも 大きい。地域格差もある。
子どもは 施設を選べない。
こういうことを書き込むと 差別だと攻撃される だろうけれど、
施設を 生き延び 社会に出て アルコール・薬物依存症に
なる人も多い。
全文は ネット版でよむか、図書館で。
神父は65歳。83-89年 フランシスコ会日本管区の管区長。
管区長を退いた後、89年から 釜ケ崎で働く。
釜ケ崎の2畳一間のアパートで暮らす。
人はしょせん、他人の立場に立つことはできないのだと
いうことが、19年 釜ケ崎で暮らして 分かった。
相手の立場に立っているつもりの善意の押しつけが、
相手の尊厳を傷つけ、差別や偏見の元になることがある。
でも、かかわりを あきらめるのではなく、相手より下に
立つ心構えが必要です。
「望んでいるのは こんなことじゃ ないんだよね、
ごめんね」と思いながら する。
人間にとって大切なのは、良い人になることでも、
立派な大人になることでもなく、人の痛みを放っておけない
心を持つこと。これも この年齢になって分かったことです。
先進国の指導者の多くはクリスチャンです。世界中の
多くの問題は キリスト教文化にある程度の責任がある。
だから、弱者の視点で書かれた聖書を 釜ケ崎の支店で
翻訳し直している。
例えば「ルカによる福音書」に「貧しい人は幸いである」
とあるが、貧しくて家がない人は幸せだろうか。
「貧しい人は、神からの力がある」というのが私の訳です。
以上 抜粋おしまい。
★以下 ブログ管理人の蛇足:
ロジャー・グッドマン著 「日本の児童養護」p.34に次の記述がある:
もし日本社会が最も社会的に弱い構成員をどのように取り
扱っているかを理解したいのであれば、親が養育できぬ(cannot)、
養育する気をもたない(will not)、養育することを許されない
(not allowed)子どもたちが暮らしている福祉施設を研究すべき
である、と 徳増浩司さんは 筆者に勧めてくれた。
こうした施設は 児童養護施設とよばれている。
◎クリスマスに ▼▼クラブや ■■クラブは 施設へケーキを
もって 慰問に行く。新聞記者は 状況を知らないから 頼まれれば
取材に付いて行く。わざわざ 写真まで入れて 記事がでる:
「子ども達の目は輝いている」と書くが 眼病でなければ 目は
光るものだ。「人懐っこい子が多い」と言うが それは 障碍の
一つの現れに過ぎない。
私立動物園の経営が悪化し 餌代もなくなったら 餌を差し入れる
のは 美談だけれど、施設は 食費やケーキ代が 足りないのでない。
新聞社は 施設の園長の話を そのまま 記事にするのは
止めにして 少し考えてほしい。
★児童養護施設の経営者(理事とよばれる)の中には
施設に寄付をして、おまけに無給で理事職を勤め 子どもを
養育してやっていると 信じ込んでいる人もいる。
もちろん 施設に よっては 立派な理事も 中には おられて
混乱の極にあった施設を いま運営している方もある。
施設の質の格差は あまりにも 大きい。地域格差もある。
子どもは 施設を選べない。
こういうことを書き込むと 差別だと攻撃される だろうけれど、
施設を 生き延び 社会に出て アルコール・薬物依存症に
なる人も多い。
Posted by 伝兵衛 at 08:52│Comments(0)
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