薬物依存症・性的少数派・少年非行

2. クリスタルをやると　やせられる という俗説。
ホンマか間違いか？　ホンマやけど、間違い。
メタムフェタミンは疲労感と痛みを抑えるだけでなく、空腹感も抑える。
だから　アメリカでは　これは病的肥満の人に投与される。
クリスタル依存症者も　依存症の初めには　体重が減る。とは
言うものの、度々クリスタルをやると、慣れが生じ、段々と
効かなくなる。量を増やすと　しばらくしてから、痩せの効果が
でる。しかし　不健康な食餌による体重のあがり・さがりが
生じ、クリスタルをやっても太ってくる。
3.　クリスタルは教育を受ける可能性の少ない社会層の
薬物だ　という俗説。これは正しいか？
簡単には答えられない.依存症の専門医 Dr.Ruland Haertel-Petri
によると、それについて信頼できる数字がない。
ハンブルク大学病的依存研究・学際的研究センター（ZIS）の
調査で、クリスタル依存のために治療を受けた人は　学歴に
ついて質問された。それによると　回答者の34.8％は本課程校
（義務教育後半の課程で、第5～9学年。進学しない生徒が通う）
を卒業していて、33.2％は実科中学（小学校1年から数えて
第10学年で終了する）を卒業していた。しかし　なぜ回答者が
もっと上の学校を卒業していなかったのかを考えるべきだと　
Dr.Haertel-Petriは言う。「彼らは　ひょっとしたら生徒だったときに
既に依存症になっていたか、薬を使っていたのではないか？
14歳か15歳で薬を始めたら、高校卒業試験（大学への資格試験
）を受けるための勉強はやめるだろう。クリスタル使用者が　どの
社会層の人かを　この数字から導き出すのは難しい。」
（つづく）
下記サイトから：
http://www.n-tv.de/wissen/Crystal-Meth-die-unterschaetzte-Droge-article13195746.html