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伝兵衛
伝兵衛
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2014年06月22日

村に居酒屋が無くなると(上)

(ブログ管理人の言い訳:このカキコミは薬物と無縁です。ただ
和歌山県の多くの地域で人口は減り続けているので 書きました)
ドイツの田舎では 居酒屋が次々に閉店している。その結果、
住民は 大切な出会いの場を失うので ドイツのザウアーラントの
人々は ボランティア居酒屋をつくった。
下記サイトの写真の酒場は かつて村の中心だったが、今は
解体を待つだけだ。そのような無人の建物は 共同体の衰退を示す。
村や郊外の居酒屋のカウンターで 飲んで話しするという形は 
多くの場所で もはや成り立たなくなっている。
都会で一軒の酒場が閉めても、近くの店は行けば済む。一方、
田舎で村の居酒屋が廃業すると、次の居酒屋へは 隣村へ
行く他ない。夜はバスが走っていないから 行けない。
「無くなって初めて知る」ことだ。もう人に会う場所はない。
ザウアーラントのSundern-Endorf 村の居酒屋は ある日、
火事で焼けてしまった。焼けた居酒屋のアルジは 再開する
気力がなかった。田舎の人口は どんどん減っているからだ。
Sunderun-Endorf村に 居酒屋が無くなり、村の中心になる店が
無いまま、一年が経った頃、ザウアーラント初めてのボランティア
居酒屋が 実験的に開店した。それから2年経った。
村に かつて居酒屋は5軒あった。それが次々に廃業し、最後に
残っているのは 上品なホテルだけになった。そのホテルは 
仕事の後に 2~3杯のビールを飲みに行く場所ではなかった。
Klaus Schmueckerさんは 居酒屋ボランティアを仕切り、色んな
手続きをして支援を仲介し、小さいもめ事に仲裁に入ることにした。
小さい村社会では今も こういうことは可能だ。人をつなぐ
網目を作らないといけない。人が出会う場、居酒屋が無くなった
のだ。
そんな時に 地主のCarl-Ferdinardが 古里ザウアーラントに
戻ることになった。所有する土地で 村のために何かしたかった。
彼は 昔の納屋を改築し、郷土協会に貸した。
そうして ボランティア居酒屋が開かれることになった。カウンター
の他に、小さい集会室もあり、革のソファの置かれたロビーが
ある。音楽も流れるようになっている。
普通の居酒屋と違うのは 主が42人いることだ。42人が幹事会を
作り、店の面倒をみている。全員 報酬はない。報酬を出す
ほどの もうけは居酒屋にない。初めは2~3週間もつか どうか
心配したが、開業して2年以上もっている。ダーツ(投げ矢遊び)
クラブは ここを指定の酒場にした。中年女性の体操クラブは 
雑談するために集まる。若い衆は 笑うために ここに来る。
居酒屋の去年1年の利益は 18000ユーロになり、村の社会
プロジェクトに寄付された。人をつないだ上に 村に寄付まで 
できた。
(つづく)
下記サイトから:
http://www.welt.de/regionales/duesseldorf/article125070191/Wenn-die-Dorfkneipe-schliesst-haben-wir-nichts.html 
村に居酒屋が無くなると(上)
写真 by SACHI



Posted by 伝兵衛 at 08:48│Comments(0)
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