薬物依存症・性的少数派・少年非行

多くの受刑者は　やる気がない。見通しを持てないからだ。マリアーネが
熱心に働けるのは　独房内で孤立感をもつという不安とお金がない
ことへの不安のためだ。
労働の場に出てこない受刑者は　月37ユーロの小遣いが支給される。
労賃は時給で払われる。平均の月収入は約200ユーロだ。法的な
失業保険のために数セント差し引かれる。手取り賃金の約半分は　
釈放後のために貯金する。残りの半分は　買い物引換券として
受刑者に渡される。それで　電気・レンタルテレビ・切手・煙草・
良い匂いのクリームの支払いをする　とアリアーネは言う。月に
２回　刑務所内で買い物できる。年に15日の有給休暇がある。
「受刑者の多くは　何もできなかったから　犯罪を始めた。ここへ
来て、働けば　何か買えるということを初めて知る」と労働部門の
長は言う。アリアーネは刑務所で　ビル掃除の職業訓練に
参加している。これは出所してからの就職の機会を増やしてくれる。
（つづく）
下記サイトから：
http://www.zeit.de/karriere/2014-04/frauengefaengnis-arbeit-alltag