2020年01月03日
「ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出な い事態に耐える力」帚木蓬生著
「ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出な
い事態に耐える力」帚木蓬生 著
朝日新書・1404円。ははきぎほうせいさんは
70歳、精神科医で作家。
capability は capable の名詞形。capable は
「...できる」と言う意味だそうで それが
negative になると??
ギャンブル依存症は 患者自身が自助グループ
に参加するなどして、時間をかけて自分との
折り合いをつけることが必要なのだという。
「医師に求められるのは すぐには治せない
ことを受け入れて、患者が歩む長い道のりに
連れ添うこと。ただちに解決できない状況に
つき合えるのも一つの能力。・・・」
本書は negative capability という言葉を生
み出した19世紀の詩人 ジョン・キーツの
生涯をたどることから始まる。元々は詩作の
際に自分を空っぽにして、対象を見つめ続ける
ことの大切さを言い表した言葉だ。
20世紀に入り、精神科医がその言葉を再発見し
た。患者を診る際に欠かせない「共感」の土台
となる考え方として、精神医学の世界で知られ
るようになった。
教育や介護に携わる人にも知ってほしいという。
「人と人が接するところの問題は、おいそれと
解決できなくて当たり前。無力感を覚えそうに
なったとき、この言葉が支えになる人は多い
はずです」
以上 朝日新聞 2017年5月28日(日)から
抜粋。(年末に掃除してたら 古い記事が
でてきた)
