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2007年12月28日

悩める親たちのために/井垣 康弘

君たちのために
      
産経新聞2007年12月26日夕刊から抜粋

田村裕著『ホームレス中学生』のお母さんの子育てを「母親の
普通の愛情」だと説明させてもらった。すると、早速読者(母親)
からお便りをいただいた。

  「紙面を読んでいる最中から涙があふれ、切り抜いて職場の
昼休みにまた読み、一人声を押さえて泣きました。(育てた男
の)子どもがそんなささいなことをうれしく思ってくれている
とは知りませんでした。子どもにはお金を掛けるなど、特別な
ことをしてやらないとダメな親だと思い込んでいましたが、今
まで自分が実際にしてきたことで良かったんや!と自信が持て
ました」

 このお便りは、うれしかった。田村裕少年のお母さんは、
 「子育て」をたっぷり楽しまれた。この読者も、ご自分のこれ
までの「子育て」に自信を持つことで、今後の息子さんとの関
係が豊かなものになり、かつそれが人生の楽しみの1つになる
だろう。

 市民講座で、少年たちによる 「リンチ傷害致死事件」に
ついて、具体的な例をあげて講演したことがある。5人組の
うち4人が傷害致死で刑事・民心の責任を負ったが、1人は
その場から逃げて、何の責任も負わなかった。その子は、険悪
な雰囲気が高まり、今にもリンチが始まろうとしたその瞬間、
「ボク、塾の時間や」とうそを付いて一目散に走り去った。

参加者からの質問は「どうすればそのような機転のきく賢い子どもに
育てることができるのか?」と逃げた子どものことに集中した。
「ごく普通に愛情をそそいで育てたら、子どもは非行に走りませ
ん」と力説したが、全く納得いただけなかった。

 今回、『ホームレス中学生』が出版されたおかげで、親が楽
しんで子育てしておれば、何の心配もいらないことを理解して
いただけたと思う。

 しかし、実際に「悩んでいる親」はたくさんいる。わが子の
 「非行」に悩んだ親たちの自助的活動の中から生まれたNPO
法人に、非行克服支援センターというものがある。ここが、年
3回定期雑誌の発行を始めた (私も編集委員である)。
「ざ ゆーす」 (新科学出版社、840円)といい、書店で
注文もできる。

 創刊号は「子どもの問題と家族」を特集している。その中の
一つに、評論家の芹沢俊介さんという原稿がある。小さい子ど
もが親の側に来て「ねえ」と言ったときに、今していることを
止めて即座に「なあに」と対応すべきである。それをしない
で、「ちょっと待って」と言い、結局そのままになってしま
うことが積み重なると、子どもは「親ないし大人」を信頼しな
くなり、その結果は恐ろしいとのことである。この話は良く分
かる。一読を強くお勤めしたい。
(弁護士)


>>親が楽しんで子育てしておれば、何の心配もいらないことを理解して
いただけたと思う。<<
と おっしゃいますが、そう うまくは いかない こともある。


Posted by 伝兵衛 at 14:28│Comments(0)
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