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2012年10月11日

依存症者への親の金/信田さよ子著”家族のゆくえとお金”

月刊「春秋」2012年10月号 p.9~12.から抜粋:
多くの人たちが困ったり悩んだりしているのは、子どもの問題や、
夫や妻、時には親の問題だったりする。自分のことで自分が悩む
ような自己完結的な問題は、ほとんど存在しないといっていい。
80年代末、多くの母親と会うことになった。鎮咳剤(たとえばブロン)
依存症やクレジットカードによる買い物依存症の問題が顕在化して
いたからだ。息子や娘のことでカウンセリングにやってきたのだ。
親に金がなければ高価な咳止め薬を1日10本も飲むことはでき
ないし、ブランドの洋服を何着も買うことは できない。親の
経済力が原因では ないが、必要条件であることは間違いない。
90年代に入ってからも 依存症の家族への対応は「いかにして
お金をださないでいるか」という点に集約されていた。
家族にとってのキーワードは「お金」であると考えている。特に
親子の場合、親の金銭感が子どもに大きな影響を与えることは
もっと強調されていいだろう。
親にお金があるのに、どうやってお金を出さないでいられるか。
これは、貧しい親が子どもにお金を必死で与えることより、
はるかに困難なテーマである。
さらに不況の深刻化によって、90年代に可能だった家族への
介入が不可能になった。引きこもっていた息子を家から出して
アパートに一人暮らしさせることで、親からの自立を図ると
いう戦略がほぼ不可能になった。
家庭内暴力の夫から妻がわかれようとしたとき、問題になる
のがお金の問題だ。
今ある状態から なんとか希望の持てる方向へ変化させていく
ためには、お金こそが重要な役割を果たすのだ。
(のぶた さよこ。原宿カウンセリングセンター所長)
依存症者への親の金/信田さよ子著”家族のゆくえとお金”


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