薬物依存症・性的少数派・少年非行

この子は　ヘロイン中読の母親から生まれ、生まれつき
ヘロイン中毒だった。一歳の時に里親のところに来た。
最下段にあるサイトから抜粋です。
★ブログ管理人の蛇足：
これは普通の雑誌　Sternに載った記事なので　児童相談所
などの支援が　里親にとって　どれほど大事かに　ついて、
あまり書かれていません。しかし　ヘロイン中毒の状態で
生まれた子も　一歳で里親のもとに行けるというのは　
ドイツでの里子・里親支援が　日本におけるよりも　
はるかに良いということです★

シャリファは生まれた直後に離脱療法が始まった。胎内で9ヶ月
ヘロインが胎盤を通して胎児に入っていたから　胎児の時に　
既にヘロイン中毒だった。ハンブルク大学付属　聖ゲオルク病院で　
シャリファは　ヘロイン離脱療法を受け、その後　母親から離れる
指導を受けた。シャリファは児童施設に入り、里親仲介カードに
記載された。その1年後に里母がみつかった。

ドイツに実の親と一緒に暮らしていない子が　10万人以上いる。
その多くは　トラウマを持ち、虐待されたり　強姦されたり　養育
放棄された子だ。人の気をひこうとして　嘘をついたり　盗んだり
する子もいる。人が近くに来ただけで　拳を振り回す子もいる。
赤ちゃんの時に食べさせてもらえなかったので　摂食障害に
なっている子もいる。虐待されて何年も経っているのに
　非常時に備えるつもりで　食物を　部屋の隠れた場所に
蓄える子もいる。
施設よりも里親家庭の方が良いのは　分かっているにも
かかわらず、ドイツでは　そのような子の半数以上は　施設に
いる。ハンブルクのPfiffという協会は　子どものために里親を
探す仕事をしている。そこで働くMartina Erpenbeckによると　
ここ何年かの間　里子を受け入れたいという申し出が　
ひどく減っている。
子どものいない人で　子どもをほしい人は　いるが、その大半は
里子を引き受けるよりも　養子縁組できる子を求めている。その
うえ里親に要求される資質は　厳しい。（続く）
http://www.stern.de/digital/online/pflegeeltern-die-wegbegleiter-1712224.html