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2012年02月04日

メタドン中毒死した少女・里親について

(1月25日から数回カキコミしている事件)
ズィーゲン大学の社会教育学・養育学教授 Klaus Wolfに
よると ドイツでは 約6万人の子どもが里親のもとで暮らして
いて、75000人が施設にいる。この他に 役所の把握して
いない15000~2万人の子どもが 他人の家庭で養育されている。

「ドイツ里親・養子縁組親連盟」PFADの Carmen Thieleに
よると里子が里親の環境を激しく拒絶する場合は 別の場に
子どもを移すことが 良いこともある。しかし 里親・実の親・
施設を転々とさせるのは 子どもにとって悲劇である。

死んだChantalの実の父(41歳)は 検察庁によると 代替
麻薬は飲んでいたが、ヘロイン離脱療法で使うメタドンは
していなかった。実の母は 2010年5月に死んだ。チャンタルの
里親のアパートは散らかってはいたが、チャンタルは解剖の
結果、健康で 年齢相応の発育をしていたし、虐待された痕も
無かった。里父母の不法行為は12年前の事だった。

Wolf教授によると チャンタルの悲劇的な死は 氷山の一角で
はなく、特異な事例である。もしすべての里親を 愛情のない
酷い親(ドイツ語では「カラスの親」と言うそうです。烏には 酷い)
だとして疑いの目で見るなら 社会は荒れ果てるだろう。
教授によると もっとも大切な問題は 里親を どう選ぶか
ではない。大抵の過失は 家庭が十分、緊密な支援を
受けられない場合に起きる。

社会福祉担当の役所によると、ハンブルクの里親は 1年に
少なくても1度は 相談にのってもらえる。場合によると 
相談の回数は増える。
チャンタルの里親は ハンブルクにある 里親支援組織VSEが 
面倒をみていた。この組織は 地区役所との契約により 
里親への助言・支援をしている。
下記サイトから:
http://www.spiegel.de/panorama/gesellschaft/0,1518,811806,00.html
メタドン中毒死した少女・里親について




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Posted by 伝兵衛 at 18:03│Comments(0)中欧事情
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