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2011年09月06日

性少数派は男の方が女より多い

男はつらいのか~「明烏」の若旦那の変容
落語と精神分析 9.
藤山直樹(上智大学教授。精神科医、精神分析家)

月刊「みすず」2011年9月号 p.20~29.

★上記から抜粋。以下は 落語「明烏」を論じる
本論への枕のようなものです。
原文は 買って読んでください。315円。
性少数派の人々の中にも 依存症の人は多いそう
なのでカキコミます★

 精神医学は以前、同性愛をひとつの臨床単位として
診断カテゴリーのなかに入れていた。つまり同性愛は
「病気」だったのだ。


だが1973年にアメリカの精神科医のほとんどが入って
いる学術団体であるアメリカ精神医学会は、同性愛を
診断カテゴリーから除外した。そして1980年、操作的
診断基準の道を開いたDSM-Ⅲも同性愛を診断基準
から外した。WHOの診断基準であるICD-10も
「性的指向性単独では障害とは見なせない」と述べている。
 
 とはいえ、生物学的に男性に生まれた個人にとって
同性愛者として生きることが、多数派でないことはたしか
である。生物としてのヒトという見地からすれば、同性愛者
が多数を占めてしまえば種の保存がおぼつかなくなる。
少数派であるのは自然なことである。いくつかのいろいろな
国での大規模な疫学的データを参照すると、生涯に同性愛的
体験をもつ男性はどうも4から6パーセントくらいはいるようだが、
同性愛者として生きることを選択する男性は1パーセントか
それ以下しかいないようである。たしかに少ない。だがこの数が
女性の場合よりも多いことは、さまざまなデータから間違いないようだ。

 性同一性障害になると、さらに男性と女性の有病率の
違いは大きくなる。自分の生物学的性を受け入れられず、
反対の性であることが自然に感じるというこの障害は、女性より
男性の方がずっと有病率が高い。疫学調査では6倍から30倍
までデータのばらつきはあるが、いずれにせよ圧倒的に
男性が多いことは間違いない。
 
すなわち、普通の男性でない男性は普通の女性でない
女性より多いのである。

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Posted by 伝兵衛 at 18:52│Comments(0)性少数派
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