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2011年08月30日

ライファーズ 償いと回復の道標 6(その四)

LAサウス・セントラル

坂上 香(さかがみ かおり)津田塾大 准教授、映画監督。
月刊「みすず」2011年8月号 p.54~65から抜粋。本文は 買って読んでください。
315円。
◯受刑者の子どもとして生きる
ケルビンに子どもが三人いる。彼らは刑務所の服役者を
親に持つ子どもに共通する、不安定な成育環境を強いられて
きたといえる。

私が取材で出会ったときは、二人の娘は里親の家に
暮らしており、ケルピンJr.は大学の寮にいた。
チャールズが出所してからは、彼が父親代わりとして様々な
相談にのり、様々な行事を一緒に祝ったりするようになったが、
チャールズ自身、五人の子どもを抱えていたから、ケルビンの
子どもまで直接育てていくここはできなかったのである。

刑務所問題は、受刑者本人の問題だけではなく、子どもの
福祉にも大きく関わってくる。さらに、受刑者の三分の二余りが
非白人であることから、マイノリティにとって切実な問題で
あることがわかる。

受刑者の子どもが共通して体験することとしては、経済的・
物理的・精神的に不安定な生育環境、恥の意識、拒絶感、
社会的・組織的偏見、サバイバーズギルト(生存者の罪悪感-
-親が拘禁され、自分は拘禁されていないという意味に
おいて)、親族への依存と負担、学業の不振や素行の
問題等があげられる。

拘禁中の面会の問題も深刻だ。刑務所は大抵交通の便の
悪い郊外に位置しており、面会に行くのが困難だ。
受刑者の子どもの半分以上が、親との面会を果たせて
いないという現状がある。その一方、刑務所での面会は、
子どもおよび受刑者両者にとって重要であることが判明して
いる。とりわけ未成年の子どもにとっては、親との面会の
頻度が精神的な成長や素行に影響を与えるという
研究結果も出ている。



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Posted by 伝兵衛 at 08:21│Comments(0)薬物依存症
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