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伝兵衛
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2010年10月04日

社会的な少数派に目を

自殺対策にもつながる
日本経済新聞 2010年10月1日夕刊 こころの健康学
から抜粋:

ファッションデザイナーのトム・フォードが
初監督をした映画「シングルマン」は精神医学的に
みても面白かった。
 映画では、パートナーの突然の死に直面して、自らも
死を選ぼうとする主人公、ジョージの心の揺れが丁寧に
描かれていく。ジョージはゲイだ。
映画の舞台はキューバ危機に揺れる1960年代前半の米国
で、ホモセクシャルはもちろんタブー。

 私の専門領域でいえば、精神疾患に苦しむ人や高齢者に
あたる。こうした人たちは、今の競争社会のなかで、
置き去りにされている。自殺が多いのもこうした人たちだ。

 ところが、こうした人たちに社会の支援は十分に
届かない。地域で精神保健を担当する保健師の数は
減り続けている。精神保健や医療、研究に使われる
予算も十分ではないし、逆にこれまでは減らされ
続けてきた。真剣に自殺対策をするには、こうした
領域での取り組みが不可欠だ。

 社会的な少数派とみられる人たちがかかえている
問題は、決して特別なものではない。私たちは
それぞれ違いがあり、部分的にみれば少数派
なのだ。その違いを互いに受け入れる中から
社会の力が生まれてくるのだと、映画を見て
あらためて感じた。
 (慶応義塾大学保健管理センター教授 
   大野 裕)

★ブログ管理人の蛇足:
よそのダルクのスタッフで 今年 二人が自殺
されました。少数派のために 奮闘努力を重ね
自助グループを運営してくださった方々に
感謝の念は 尽きないです。


Posted by 伝兵衛 at 20:41│Comments(0)
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