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伝兵衛
伝兵衛
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2009年05月15日

意欲あふれる弁護士の協力・井垣康弘

産経新聞 夕刊 連載
「君たちのために」 2009年5月11日
から抜粋。記事は 買って読んでください。

神戸で裁判官として少年事件を担当していた私は、
少年を鑑別所に入れるとすぐに、(3週間あまり先
の)審判期日を指定し、その足で弁護士会に電話を
かけて「意欲あふれる弁護士を付添人にしてください」
と頼むようになった。「法律扶助の制度」を活用したものだ。
 
弁護士はすぐに家裁へきて、「法律記録」(検察官が
送致してきた捜査記録)を読み、裁判官と担当調査官に
あいさつして、さっそく付添人活動を始めてくれるのであった。
 鑑別所の少年との面会、両親との面談、学校や勤務先
との交渉、被害者対応、新たな社会資源の開拓など、
3週間以内にしておかなければならない仕事は山ほどある。

 審判の3日くらい前になって、待ちに待った鑑別結果
通知書と少年調査票が提出される。私は、さっそく目を
通しながら、電話で弁護士に連絡する。「コピーを1部あげ
るから、審判までに要点を少年と親に説明しておいて
ください」と頼むのである。

 親と違って読ませても分かる保証がない少年には、
弁護士の口から説明するしか仕方がないだろう。
 しかし、少年の問題点だけでも、「(虐待の結果)
自己評価が低い・暴力肯定的価値観が強い・親を含め
他者との信頼関係が持てない・不良交遊に逃げる・
規範意識欠如・社会性、自律性、忍耐力の不足・わがま
ま・自己中心的....」とまだまだ延々と続く。
 こんなのを、一体どのように説明したら少年に
理解させることができるのだろうか。

(弁護士、元家裁判事)



Posted by 伝兵衛 at 15:37│Comments(0)
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