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2009年01月22日

裁判員が問うたのは... 井垣康弘

産経新聞 夕刊 連載
2009年1月21日 から 抜粋。

記事は買って読んでください。
 
17歳の定時制高校2年生が、通行人の頭を金属
バットで殴って気絶させ、財布を強奪し、脳挫傷な
どの重傷を負わせたという強盗致傷事件の
「模擬裁判」を傍聴した。

 被告人は、父親から暴力による「しつけ」を受け
続けていた。母親も見て見ぬふりをしていた。ところ
が中学2年生の夏、少年がたまたま歯向かったら、
腕力で勝ってしまった。何と父親をその場に叩き
伏せていたのであった。
 それ以来、少年は「怖いものなし」の状況になった。
つまり、暴力で両親をねじ伏せて、やりたいことを
何でもやり通せるようになった。

走っているバイクを強奪して乗り回す事件を立て
続けに起こし、初等少年院(短期)に入った。
半年後の中学3年生の初めに仮退院し、中学生の残り
1年間と定時制高校の最初の1年間は「大人しく」していた。
 しかし、少年の暴力肯定的価値観が、根っこから
消えてなくなっていたのではなかった。

 週末暴走に参加していた暴走族の総長から、
「メンバーが起こした傷害事件の相手に払う示談金の
金策」を頼まれるや、異様に張り切った。

  少年院に送って1年くらいたつと、目付きが柔らかくな
り、表情が明るくなる。人生の目標も、まっとうなものに
様変わりしている。少年院がどのような教育をしている
のかは知らないが、そこでの1年間の処遇の成果が
大きいことだけは、法律家は実感として肌でわかっている。
 しかし、模擬裁判では、裁判員たちから、
少年院での教育の中身を問われたのであった。
     (弁護士、元家裁判事)



Posted by 伝兵衛 at 14:16│Comments(0)
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