2017年09月07日
路上生活・旧友がテントへ(10
◎古い友がテントへ来てくれた◎
3月のある日にウードの生活は二度目の激変を
迎えた。彼はテントの中にいて、橋の上のいつ
もの場所へ乞食のために出かける用意をして
いた。そのとき「ウードか?」という声が聞こ
えた。テントの中から彼は「はい」と答えた。
なんとなく聞いたことの あるような声に思え
た。しかし彼はテントを開ける気は しなか
った。その声は段々、近づいてきて「ウード
そこに居るのかい?」と言った。直ぐに思い出
した:「マルクか?」。ウードはテントを開け
て友の前に立った。ミュンヘンで20年前に知り
合った人だ。ウードはマルクに ここで何を
しに来ているのか尋ねた。「君を路上生活から
連れ戻しに来た」。二人の頬に涙が つたった。
(つづく)
下記サイトから:
http://ze.tt/einmal-obdachlosigkeit-und-zurueck-wie-udo-die-zeit-auf-der-strasse-ueberstand/?utm_campaign=zonparkett&utm_medium=parkett&utm_source=zon6
Posted by 伝兵衛 at 09:38│Comments(0)
│路上生活
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