2017年06月18日
精神病院(瘋癲院)・連載4
普通でないプロジェクトである。多くの入所
者には 臨床心理士は個人的世話人として、
警官は安全対策員として紹介される。破滅的
結果になったことは ない。排除された人々
は平和に暮らしている。
今の入所者は:二人のリビア人。戦争の中を
幾月か生きて、地中海のランペドゥーザ島(
イタリア最南端の島。アフリカや中東からの
難民の目的地)に脱水状態で漂着した。シリ
アの女性一人。古里でパニックに襲われた。
イタリア女性一人。薬物依存症で破滅した。
地元の羊飼い一人。パニック障害のため一人
では暮らせなくなった。
三十人弱の入所者は症状が重い。幾日か滞在
する人もあり、幾年か居る人もある。どのく
らいの期間、滞在する必要があるか、事情に
応じて期間は様々だ。(つづく)
★ブログ管理人の説明:表題はTollhaus.
辞書には「古語で 精神病院」とあります。
明治時代に日本語で これを何と言うたか
分からない。類語辞典の「狂気」の項目に
色々出てます。その中の「瘋癲(ふうてん)」
は今はあまり使われないから これを使わ
せてもらって「瘋癲院」としてみましたが
記事の内容によると精神病院では なさそ
う★。
下記サイトから:
http://sz-magazin.sueddeutsche.de/texte/anzeigen/42385/Das-Tollhaus
写真提供:那智勝浦おとん様
Posted by 伝兵衛 at 10:41│Comments(0)
│こころのケア
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