2017年06月06日
性転換者の妻は・連載2
2015年5月6日だった。それまでの「完全無欠
の世界」が崩れ去った。その日を正確に覚え
ている。レギーナはA4の紙に書いたメモを手
がかりに考えを整理した。夫が一過性のこと
だと言った2年後のことだった。5月6日に夫
は出張から帰ってきた。疲れ果てているよう
だった。
レギーナはそんな事を予期していなかった。
「ショックで呆然とした。結婚していた長い
年月、ずっとウソを言われていて、裏切られ
ていた」。そのうちに どうも おかしいと
彼女は思うようになった。そして心と身体の
性が違って生まれた人は どんなに辛いだろ
うと言うことも分かった。しかし性転換希望
者と一緒に暮らしていて、今まで そのこと
を知らなかった人について、多くの疑問が湧
きあがった。そういう人たちの役に立ちたい
とレギーナは思って 自助グループを作ろう
と思い立った。そのために似たような経験を
した人や経験をしている女性や関心のある人
を探している。(つづく)
下記サイトから:
http://www.faz.net/aktuell/rhein-main/frankfurt/transsexualitaet-das-neue-leben-ist-lebenswert-15009836.html
Posted by 伝兵衛 at 13:45│Comments(0)
│性少数派
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。