2017年05月30日
シェルターの入所要件とルール
高梨ひばり、”貧困とは何か、<かなりや>
の国から1”、月刊未来、2017春号 p.14~17.
から抜粋:
シェルター<かなりや>は住まいを失い他に
行き先が見つからない人のための緊急保護施
設だ。ワンルームアパート一棟を法人で借り
上げている。一室はスタッフの部屋、残り
10室あまりはシェルターとして提供している。
常にほぼ満室で、間違いなくニーズはある。
<かなりや>の入所要件は三つしかない:
自力で食事を賄えること、施設内の段差を昇
降できること、必要に応じて医療を受ける意
思があること。
ルールも最低限に抑えている:外部の人を
無断で招いたり場所を教えたりしない。無断
外泊しない。入所者どうしで金銭の貸し借り
をしない。寝タバコをしない。入所期間も特
に定めない。入所時点で「ここは仮住まいな
ので、次の住まいを探す努力をしてください、
手伝いもします」と伝えるだけだ。
それで大過なく運営できている。
Posted by 伝兵衛 at 14:40│Comments(0)
│こころのケア
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