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2016年07月06日

回復への経過・木津川ダルクから

木津川ダルクのフェイスブック6月15日のカキコミを 同ダルクの
ご了解を得て、貼り付けさせていただきます:
★自分も変わりたい!仲間からのメッセージ

ここに来て、もう1年4か月。自分でもここにいると言う現実に冷静に考える
と信じられません。産まれて初めて手錠をかけられた時、「なんで、俺が…。」
と、思った反面、「やっと終わった。」と、思いました。今までの人生を振り
返ってみると、クスリと出会ってからクリーンと呼べる期間はありません
でした。もう、約十年以上の時間が過ぎていました。覚醒剤に出会った
のも必 然的な運命だと思います。

小さいころは、体も小さく、弱く、精神的にも弱い子供でした。だから、自分を
守る為に、スポーツで自分を表現したり、周りに合わせて笑ってたような
気がします。とりあえず、良い位置にいようと必死でした。中学生になると、
サッカー、万引きなどで、自分の立ち位置を守り、煙草をふかし、高校に
入ると、サッカーを簡単に辞め、スケボー、煙草、バイク、ファッション、
夜遊び などを適当にこなし、適当に停学になり、適当に卒業しました。
当時から、マリファナ、覚醒剤を使う友達はいましたが、マリファナは
身体に合わず、覚醒剤は、さすがに怖かったし、「覚醒剤やめますか?
人間やめますか?」というCMが強烈すぎて、やる気になれませんでした。
かと言って酒も全く受けつけず、自分と薬物は無縁の人生だと思って
いました。思えばその時に手を染めておけば、傷は浅かったかもしれ
ません。合法ドラックと言われるクスリに出会ったのは二十代半ばでした。
初めてキマるという快感を覚えてからは、クスリは人生の一部になって
いました。そのころ覚えた合法ドラックは、ほとんど覚醒剤に近かった
ように思います。合法ドラックが違法になり たどり着いたのは覚醒剤でした。

逮捕されたとき、周りに残っていたのはアディクトだけでした。アディクト
同士で仕事をして、 アディクト同士で遊び、アディクト同士で生活して
いました。完全に共依存の関係でした。そのしがらみは、木津川ダルクに
来てからも消えませんでした。かたち上、ひとり親方だった僕は途中で
ケツ割るなと一番仲の良かった先輩に詰められました。留置所で祖母の
死を知り、木津川ダルクに行くと決心し、生き方を変える決断をしました。
話し合いには、施設長に付いて来てもらいました。結局、話に折り合いが
つかないまま帰っていきました。

木津川ダルクの仲間はその時温かく声をかけてくれました。今は出て
行った仲間や、刑務所に行った仲間もいますが、僕を受け入れてくれた。
それがここに残った一番の理由かもしれません。

木津川は本当に田舎で、京都とありますが、ほとんど村に近いところ
です。最初はここの生活が苦痛で、親にお金を手紙と一緒に送って
もらったり、昔の後輩の家に金を借りに行ってパチンコに行ったり、
スリップもしました。でも『俺何してんのかな…』と気づくようになりました。
それを気付かせてくれたのは、共に生活をしている仲間でした。ほぼ
刑が確定しているのに、ボランティ アに行ったり、しょうもない劇
『すみません(笑)』を真面目にやったり、何より良い奴でした。

あとは先ゆく仲間の姿がかっこよく見えたからですかね。クスリを断ち、
素の自分で精一杯、今日だけを体現している仲間を見て、心のどこかで
『自分も変わりたい』と思いました。基本的に自分の性格、思考は
まだ変わっていません。すぐに落ち込んだり、すぐに怒ったり、人を
裁いたり、 不平不満を抱えたり…
でも、今まですぐギャンブルやクスリに逃げていた、狂った回路を冷ます
方法を少しずつ手に出来ました。いつも『これくらいはいいだろう』そう
やって自分を誤魔化し、自分から逃げてきました。
考えたらまだ何も終わってないし、始まってもない(笑)遅すぎるかも
しれませんが今日だけこの田舎から、一歩ずつ進んでいきたいと思います。
Nori
回復への経過・木津川ダルクから






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