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伝兵衛
伝兵衛
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2016年06月26日

育児放棄・児童虐待(2

母は繰り返し 二人の子を児童養護施設に一時的に預けた。
施設にいて楽しかったことは なかったと今も思う。施設は
世話してくれて、食事も出してくれたけれど 子どもは 誰も
施設に心を感じていなかった。いつも母のところへ戻りた
かった。今 思えば それが普通だ。
母は二人の子持ちだったのに、青春時代を取り戻そうと
努力するヒッピーだった。二人の子が赤ちゃんだった頃も 
母はしばしば家にいなかった。子どもは 母がどこにいる
のか知らなかった。私は その頃のことを 覚えてはいない。
しかし誰も子どもの面倒をみないので 子どもが泣き叫ぶ
のを聞いたと隣人たちは証言している。
あるとき母は数日間 いなくなった。母はインドへ行く気に
なったのだろう。母は台所に水を入れたジョッキを一つ置いて、
子どもが喉の渇きで死ぬことのないようにした。私が一歳、
姉が二歳だった。当然のことながら、二人は泣き そして
わめき始めた。隣人は警察を呼んだ。隣人の証言と医師の
報告によると、私たち二人は破滅的な衛生状態にあった。
幾日も オシメを替えていなかったようだ。しかしどれくらいの
日にち 二人が放っておかれたのか 誰も分からなかった。
母は戻ってきたとき 子ども二人がいないので 驚いた。
子どもが どんな危険な状態にいたか 母は分かって
いなかったのだと 私は今 思う。(つづく)
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/leben/vernachlaessigte-tochter-ich-weiss-nicht-ob-ich-ueberlebt-haette-wenn-sie-aufgewacht-waere-1.3035337
育児放棄・児童虐待(2


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Posted by 伝兵衛 at 19:03│Comments(0)児童虐待
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