QRコード
QRCODE

和歌山の情報発信
ブログポータル

ログインはTOPページで
私も作ってみる


[PR] 和歌山情報ブログでチェックイコラブログ
[PR] 商品ページ1ページからリニューアル!!楽天ヤフーOK!現在キャンペーン


アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 4人
プロフィール
伝兵衛
伝兵衛
オーナーへメッセージ

2015年11月17日

自殺。遺された人の苦悩(13)

(元の記事は長いので この抜粋は おそらく15回の連載になる)
アンネは視線をあげた。クリストフは死んだ。涙も でないし、
怒ってもいない。ただ死んだ。それはクリストフの話しだった。
アンネはどうなったか?
「兄はいつもユーモアがあった。焼かれるのは嬉しいと遺書に
書いていた。私は泣いて過ごし、疲れ果てていた時だった。
遺書を読んで笑えた。遺書の中に兄がいるのを感じて、目の
前に兄が見えて、兄は死ぬことを望んでいたのだと知った。
兄は死を意識して選んだ。そのことを私が悪くとることは 
できない。兄に腹をたてることは できない。
一瞬 沈黙があった。アンネは兄が自分で選んだ死を簡単に
受け入れたのかと言うと、簡単ではなかったとアンネは言う。
しかしアンネは兄の決定を尊重する。彼の独断・単独行に
敬意を払う。誰でも、もうこれ以上どうにもならない場合に
立ち去ることが許されている。
アンネは何もかもが暗かった時のことを 語り始めた。泣いて、
泣き続けた。兄がいないことが辛い。毎日 辛い。兄の死は
兄が自分で決めたことだった。両親と違って、アンネは 兄の
自己決定に対応することができる。そう考えると、生き続ける
ことが楽になる。なぜなら 自己決定とは 兄にはそうする根拠が
あるということだ。そして 私のせいでは ないと言うことだ。(つづく)
下記サイトから:
http://www.zeit.de/2015/43/selbstmord-suizid-selbstbestimmung-verlust-hinterbliebene/seite-4
自殺。遺された人の苦悩(13)


同じカテゴリー(自殺)の記事画像
自殺 援助を求める行動
自死遺族支援・研修お知らせ
自殺希少地域
自殺。遺された人の苦悩(15,最終)
自殺。遺された人の苦悩(14)
自殺。遺された人の苦悩(12)
同じカテゴリー(自殺)の記事
 自殺 援助を求める行動 (2021-04-25 18:34)
 自死遺族支援・研修お知らせ (2017-12-10 16:43)
 自殺希少地域 (2016-09-20 12:39)
 自殺。遺された人の苦悩(15,最終) (2015-11-21 17:08)
 自殺。遺された人の苦悩(14) (2015-11-18 18:00)
 自殺。遺された人の苦悩(12) (2015-11-15 17:49)

Posted by 伝兵衛 at 14:10│Comments(0)自殺
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。