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2014年08月20日

HIV/エイズの女性と元受刑者の回復

坂上香監督・映画「トークバック 沈黙を破る女たち」
フリーダム会報No.106 2014年8月8日発行の倉田めばさんの記事から:
「病=死ではない」というテ ロップが何度もスクリーンに流れる。
ある医師は HIV陽性者の女性患者の扱いに手を焼いていた。刑務所で
演劇のワークショップなどをやっていた「メデア・プロジェクト」の
演出家のローデッサに、HIVの女性と元受刑者のコラボによる演劇
活動の依頼が、その医師から持ちかけられる。薬の開発によって
HIV/AIDSは死の病でなくなったにもかかわらず 社会からの
偏見にさらされ、沈黙を強いられることが、自殺、薬物依存、犯罪
などを引き起こしているというのだ。恥から解放されるまでの、
自己開示と 人と人の信頼関係の回復というプロセスを、アートと
いう回路を通して実現して元気になっていく女たち一人一人の姿がまぶしい。
わたし自身もセラピーやカウンセリンクではなかなか回復できなかっ
た薬物依存者のひとり。
 確か、「痛みを感じない別の方法」と言う言葉を誰かが口走っりていた。
心の痛みを忘れるために薬物やアルコールに依存したり、犯罪に走ったり
しなくても、自分の話を演劇の中の言葉としてカムアウトしていく
復元力は大きい。それは 舞台に立った彼女たちの表情や身体の
身ぶりからひしひしと伝わってくる。
「メデア・プロジェクト」の創設者であり、演出家のローデッサが実に
カッコいい。大阪あたりならどっかにいそうな、威勢がよくて、がつがつ
していて、こういう一見強引とも思われるオバちゃんじゃないと、
メデア・プロジェクトの女優たちのように深いスティぐマを負った、
壊れた女たちを引っ張って、顔を上げるようにしむけることは
むずかしいだろう。
 「メデア’プロジェクト」の演劇のワークの中で、スティグマか
ら解放され沈黙を破る勇気が湧いて来る時というのは、ローデッサの
語る「万華鏡のように多面的な自分」を発見し、それを表現できる
時の到来でもある。
 本作の影響力は、観た後自分を語りたくなってくるというところにある。
これまで、自分が抑圧していた影の部分を少しずつ出してもいいんだ、
誰も私を責めない、味方がいるんだという気持ちにさせてくれるのである。
HIV/エイズの女性と元受刑者の回復
写真 by SACHI

 

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