2017年06月20日
精神病院(瘋癲院)・連載6
五階にハンス(56歳)と妻が住んでいる。数
ヶ月前にここに引越してきた時、ハンスは死
にそうだった。パニック障害に苦しんでいた。
ここでハンスはゴミの仕分けを監督するとい
う簡単な仕事をしている。ここに住む難民の
大半はゴミの分別など気にしない。なのでハ
ンスは繰り返し、難民に説明する。ハンスは
興奮した時に心筋梗塞で倒れた。アフリカ人
が彼を見つけて、南チロル出身の人と一緒に
100回心臓マッサージをして、10回人工呼吸を
した。二人は救急車が来て、やっと心臓マッ
サージと人工呼吸を止めた。この二人がいな
かったら、ハンスは死んでいた。
入院中にハンスのところへ皆が見舞いに行っ
た。ハンスが退院してハウスに戻ってきた時
エアビンは玄関でアコーディオンを弾いた。
(つづく)
下記サイトから:
http://sz-magazin.sueddeutsche.de/texte/anzeigen/42385/Das-Tollhaus