2016年03月15日
性的少数派の占いカウンセラー
朝日新聞和歌山版2016年3月9日(水)連載LGBTのいま
No.4から抜粋。見出し~性の悩み相談 占いで。
占いカウンセラー高瀬和代さんは「人を好きになるのに
男とか女とか関係ないのかなと思う」バイセクシュアル。
小5から5年間、親族から性的虐待を受けていたことを
打ち明けて高2のときに家出した。喫茶店でアルバイト
しながら夜間学校に通った。「あの頃、先生やバイト先の
大人に 助けてって言えたら」と苦しんだ時期を思い出す。
相談場所を探すうちに出会ったのが占いだった。占い
カウンセラーになって13年が経つ。
「占いが必要なときって人生で一番しんどいとき」。
2011年に大阪市浪速区の心理カウンセリングの学校に
通った。その頃やっと、自分の過去を客観的に向き合える
ようになった。「今振り返るとトラウマで人との関係性を
つくるのが ずっと苦手だった。しんどい中で、よう生きて
きた」と思う。
学校の研修でサンフランシスコの心理学研究所に10日間
滞在し、多様な価値観に触れた。「LGBT運動の象徴
のレインボーの旗が あちこちにあって、住みやすい環境
だった。人を好きになる感情は自由なんやと思えるように
なった」
性的虐待について話せる場をつくりたい。先月、性暴力
救援センターわかやまmineの支援員に誘われ、被害者
支援の講座に参加。今年、同じ悩みを抱える人の話し
合いの場を開きたい。
写真提供・SACHIさん
No.4から抜粋。見出し~性の悩み相談 占いで。
占いカウンセラー高瀬和代さんは「人を好きになるのに
男とか女とか関係ないのかなと思う」バイセクシュアル。
小5から5年間、親族から性的虐待を受けていたことを
打ち明けて高2のときに家出した。喫茶店でアルバイト
しながら夜間学校に通った。「あの頃、先生やバイト先の
大人に 助けてって言えたら」と苦しんだ時期を思い出す。
相談場所を探すうちに出会ったのが占いだった。占い
カウンセラーになって13年が経つ。
「占いが必要なときって人生で一番しんどいとき」。
2011年に大阪市浪速区の心理カウンセリングの学校に
通った。その頃やっと、自分の過去を客観的に向き合える
ようになった。「今振り返るとトラウマで人との関係性を
つくるのが ずっと苦手だった。しんどい中で、よう生きて
きた」と思う。
学校の研修でサンフランシスコの心理学研究所に10日間
滞在し、多様な価値観に触れた。「LGBT運動の象徴
のレインボーの旗が あちこちにあって、住みやすい環境
だった。人を好きになる感情は自由なんやと思えるように
なった」
性的虐待について話せる場をつくりたい。先月、性暴力
救援センターわかやまmineの支援員に誘われ、被害者
支援の講座に参加。今年、同じ悩みを抱える人の話し
合いの場を開きたい。
写真提供・SACHIさん