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伝兵衛
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2015年04月05日

漢詩邦訳 by 土岐善麿

土岐善麿、「鶯の卵」改造文庫 202p.昭和7年刊。
この本は 中国人と日本人による漢詩を 日本語に訳し、
その日本語をローマ字で表している。返り点に従い、
詩吟口調で鑑賞するという読み下し文は 示されて
いない。
この本は 先月高齢で亡くなった 近所のかたのお宅で
見つけた。市役所はこの方の相続人と3週間すぎても
連絡をとれていない。そういう事情で生ごみを捨てるために 
お宅に入った。亡くなった方の寝ておられた布団のそばに 
この本はあった。
 
この本に収録された 菅 茶山の漢詩、冬夜讀書の日本語訳:
木立をこめて降る雪に
くだつ夜の軒端(のきば)の鈴の音もせず
ふみ かたよせて眼閉づれば
ともしびに面影立つや昔びと

茶山は江戸時代後期の儒学者・漢詩人。
「くだつ」とは「夜がふける」。
★ブログ管理人の蛇足:
面影たつ あるいは 面影にたつ という表現は 今は
みられなくなりました。大正・昭和の初めころまでは 
使われていたような気がします。

写真 by SACHI  


Posted by 伝兵衛 at 08:38Comments(0)