2014年01月11日
「害」を「減らす」ハームリダクション
先進国で取り入れられる薬物問題への公衆衛生の施策
『ハームリダクション』について龍谷大学大学院の
石塚伸一教授が『全国ダルク・スタッフ研修会』で講演した。
この研修会は2013年秋に開かれた。
『ハームリダクション』との出会いは1995年にドイツを
訪れた際。街を歩いている薬物使用者に注射針を配って
いる場面に出会い「最初は何考えてんだ?と驚いた」と振り返った。
「注射針の回し打ちをやめるため、この針を使いなさい」という。
ドイツの冬は猛烈な寒さで、ホームレスが外で寝てしまうと死んで
しまう。死なないようにするために古い工場のような場所で針を
配ってカウンセリングを行い、住むところを与える。フランクフルトで
はヘロインを使うかわりに代替薬であるメサドンを使う。ここで
打ちなさいという場所も準備する。注射器を渡してメサドンを入れて、
自分で打つ。外で凍死するよりはいいとの考え方」である。
処罰で治療を攻置するよりは、代替薬などを使用することや、
カウンセリングなどを行う場所を確保し、使用者の命を守り
健康悪化を防ぐことの重要性を学んだ。
『ハームリダクション』について龍谷大学大学院の
石塚伸一教授が『全国ダルク・スタッフ研修会』で講演した。
この研修会は2013年秋に開かれた。
『ハームリダクション』との出会いは1995年にドイツを
訪れた際。街を歩いている薬物使用者に注射針を配って
いる場面に出会い「最初は何考えてんだ?と驚いた」と振り返った。
「注射針の回し打ちをやめるため、この針を使いなさい」という。
ドイツの冬は猛烈な寒さで、ホームレスが外で寝てしまうと死んで
しまう。死なないようにするために古い工場のような場所で針を
配ってカウンセリングを行い、住むところを与える。フランクフルトで
はヘロインを使うかわりに代替薬であるメサドンを使う。ここで
打ちなさいという場所も準備する。注射器を渡してメサドンを入れて、
自分で打つ。外で凍死するよりはいいとの考え方」である。
処罰で治療を攻置するよりは、代替薬などを使用することや、
カウンセリングなどを行う場所を確保し、使用者の命を守り
健康悪化を防ぐことの重要性を学んだ。