薬物依存症・性的少数派・少年非行

（筆者はハンブルクの娼館の多い地区に住む音楽家）
売春は取引であって犯罪ではない。車の整備士や医者と
同じ正常な職業である。反売春運動の主唱者アリス・
シュヴァルツアーは扇動者である。
聖パオリは娼館のある地区であり、女装していても
殴られない場所である。この地区で　娼婦は自分の
仕事を隠さないで　普通に歩きまわっている。趣味で
この職業に入った女性もいるし、他に行く場がなかった
ので　これを選んだ女性もいる。楽しい話しも聞けるし、
悲しい話しもある。僅かな悲哀と僅かな怒りと僅かな
希望がある。Alice Schwarzerが「売春に反対する訴え」
で述べている女性が　すべての娼婦ではない。
シュヴァルツアーの世界像は　閉ざされた硬直した
体系であり、1950年台のスターリン主義者の世界像に
似ている。彼女は　世界を友人と仇に二分したいのだ。
隣人達を　自分で意識して行動している人として受け入れる
のでなく、独り立ちできぬ落伍した犠牲者（闇の世界から　
光明に導かれなければならない者）として見ることに　私は
憤慨する。植民地時代の強制的伝道を思い出させる
では　ないか。
（つづく）
下記サイトから：
http://www.welt.de/debatte/kommentare/article121733732/Prostitution-ist-ein-Deal-kein-Verbrechen.html

写真　lovefreePhoto